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姉妹で注目される広瀬アリス「わたしはマイペース」

兄や妹のすずについても語った広瀬アリス
兄や妹のすずについても語った広瀬アリス

 広瀬アリスが主演を務める映画『L-エル-』が25日より全国公開される。アリスといえば、今や妹の広瀬すずと共に芸能界を代表する美人姉妹として注目される存在。一歩一歩、着実にキャリアを積み重ねているそんな彼女が、女優や姉としての思いを語った。

【写真】キャバレーのダンサーを演じる広瀬アリス

 本作は、ロックアーティスト Acid Black Cherry が2015年にリリースしたコンセプトアルバムを映画化した壮大な愛の物語。事故で両親を亡くし悲しみに暮れるエル(アリス)は、幼なじみである絵描きの少年オヴェス(古川雄輝)に励まされながら成長するが、ある日、一つの選択を迫られ、故郷から姿を消し、壮絶な人生に身を投じていく。

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 もともと実兄が Acid Black Cherry の大ファンで、その影響から曲を聴くようになったというアリス。今回、主演のオファーを受けた際も「真っ先に兄に報告しました! わたしの前では素っ気なく『へぇー』と言っていましたけど、母親には『マジかよ!』って騒いでいたらしくて。兄は全くわたしたちの仕事に興味がなかったので、今回はちょっと鼻が高かったです」とうれしそう。

 アルバムを映画化するという試みに対しては「脚本を読みながら音楽を聴いて、役のイメージを膨らませていくという、今までとは全く違う役づくりが楽しかった」と手応え十分。壮絶な人生を歩む主人公・エルについては「まるでジェットコースターのような人生。DVを受けたり、ダンサーになったり、囚人になったり、良いことや悪いこと、いろいろなことが押し寄せてくるので、自分で演じていて『おいおい、エル!』ってツッコミを入れてたくらい。純粋すぎて、自ら失敗を招き入れるところが切ない」と同情を寄せる。

広瀬アリス
「自分のやりたいことを地道に挑戦していくだけ」

 そんなエルは「変わってほしくないものほど、変わってゆく」という現実に苦しみながら生きているが、自身にはそういったものがあるのだろうか。しばらく考え込んだアリスからは「妹の成長かな?」と意外な答えが。「保育園のころの天真爛漫な妹が懐かしいなって。いつまでも妹は小さくいてほしいと思ったりしますが、そうはいかないですね」。そう語るアリスの表情は、女優ではなく、紛れもなく“姉”のものだ。

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 姉妹として、家族としての関係性を何よりも大切にしているアリスは、家でもすずと仕事の話は全くしないそうだが、先日開幕したプロバスケットボール「B.LEAGUE」のプロモーション活動では久々に姉妹でバラエティー番組などに出演する機会も多く、「妹と一緒の仕事は何年ぶりかだったので、ちょっと身内な部分を出しながらすごく楽しめました!」と満面の笑みを見せる。

 注目度の高い二人だけに比べられることも多いが、アリスは「わたしはマイペース。自分のやりたいことを地道に挑戦していくだけ。大きな成長はいらない、本当に1ミリ単位でいいので少しずつ成長できれば」と謙虚に夢を語る。わたしはわたし、妹は妹。姉としての優しさを携えながら、わが道をゆくアリスの今後に期待したい。(取材・文・写真:坂田正樹)

映画『L-エル-』は11月25日より全国公開

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