スパイダーマン役トムホ、アイアンマンよりガーディアンズにぞっこん!?
シリーズ待望の最新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でアベンジャーズの仲間入りを果たすスパイダーマン役のトム・ホランドが、今作でのアイアンマンことトニー・スタークとの関係性から、大好きになったという“銀河一の落ちこぼれ”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとの初共演について幸せそうに語った。
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『アイアンマン』(2008)から始まったマーベル・シネマティック・ユニバースの10年の集大成ともいえる本作は、アベンジャーズと最強の敵・サノスの戦いを描くアクション大作。これまでシリーズで描かれてきた、トムホ演じるスパイダーマンことピーター・パーカーとロバート・ダウニー・Jrふんするトニーの関係性は今作でどのようになるのか。トムホは「今作で面白いところは、ピーターはかなり成長しているというのに、彼がそれほど成長することについて、トニーのほうに心の準備ができていないところなんだ。だからピーターはトニーにかなりの疑問を呈しているし、前の映画と比べて彼に対して少し生意気になっているかな」とこれまでとはまた少し違った関係性になると指摘し、「トニーはピーターを自分の元に置いておくことを喜んいるし、それはとても楽しいね。僕にとって、ロバートと一緒に、今までとは違う新しいことをできるというのは、とにかく嬉しいことなんだ。本当に面白いよ」とアピールする。
しかし、今作で一番気に入っているのは、クリス・プラット演じるピーター・クイルとの関係だそうで、「僕は誰とでも仲良くなって楽しく過ごせるタイプだよ」と念押ししつつ、「でも、その中でもクリス・プラットには男として憧れている。彼のことが本当に大好きなんだ。本当に彼は面白くて」「撮影現場にものすごい活気を吹き込んでくれるんだ。僕は彼と一緒に演じるのが大好きだったよ」とうれしそう。「トニー・スタークとピーター・クイルが口論するシーンがあったんだけど、思わずガーディアンズの味方をしたくなったね(笑)」と本音も飛び出し、「それと、デイヴ・バウティスタのドラックスはこの世で一番面白いキャラクターだと思う。今作でも死ぬほど面白いセリフがあるんだ」とガーディアンズの面々にぞっこんな様子。
ダウニーとクリプラ、どちらも大好きな2人との共演シーンにはワクワクしながら苦労もあったそうで「ダウニーやクリスと撮影するときは本当に集中していないと、彼らはアドリブが本当に上手いから、気を抜いているとついていけなくなるんだ。彼らが言うことをちゃんと聞いていなきゃいけないからね。2人と演じるって、(ロジャー・)フェデラーと(ノバク・)ジョコビッチとテニスをするようなもので、本当に難しい(笑)! ボールボーイになった気分だった。ジョコビッチとフェデラーが世紀の一戦を繰り広げていて、僕はボールボーイとしてゲームが続くようにがんばるんだ」とその様子を独特の表現で振り返った。
今作にはそのほかにもたくさんの人気ヒーローが登場する。「スーツを身に着けたキャプテン・アメリカやブラックパンサーの姿を見ていると、まさに夢が叶ったって感じるね。キングストン出身の子どもだった僕が、突如として、ヒーローを演じるというクレイジーなチャンスをもらったんだよ。しかも、なんとスパイダーマン。小さい頃から大好きだったスーパーヒーローだ。ここまで、まるで大渦巻に巻き込まれたような、信じられないような感じだね」と大興奮。「これはマーベル映画だし、『インフィニティ・ウォー』と呼ばれることには、それなりの理由がある。ウォー、つまり戦争なんだよ。『インフィニティ・スパーリング・マッチ』ではない。『インフィニティ・テニス試合』でもない。『ロード・オブ・ザ・リング』スタイルの戦争が実際に起こるんだ。本気でね。その撮影は本当に最高だったよ」とキャストとして参加しながらも、そのスケールの大きさに圧倒された様子だった。(編集部・石神恵美子)
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は4月27日より全国公開