『ロード・オブ・ザ・リング』から20年…アラゴルン役ヴィゴ・モーテンセンの現在
今年、日本公開20周年を迎えた映画『ロード・オブ・ザ・リング』。20周年を記念して、年内にはピーター・ジャクソン監督によって4Kリマスターされた3部作が日本で初めてIMAX上映されることも決まっている。3部作に出演したキャストは今、何をしているのか? そのかっこよさで多くのファンを魅了した、アラゴルン役ヴィゴ・モーテンセンの現在に迫った。
【画像】あれから20年…『ロード・オブ・ザ・リング』キャストの現在
1958年10月20日生まれのヴィゴは、現在63歳。もともとアラゴルン役に決まっていたのはスチュアート・タウンゼントだったが、この役には若すぎるとみなされて撮影開始直後に降板。ヴィゴの出演は、原作ファンだった息子に説得される形で、最後の最後に決まったものだ。
3部作を終えてからは、『イースタン・プロミス』(2007)、『はじまりへの旅』(2016)、『グリーンブック』(2018)とアカデミー賞主演男優賞に3度ノミネートされるなど、実力派俳優として押しも押されもせぬ存在に。『フォーリング 50年間の想い出』(2020)ではついに監督デビュー。同作は親子の絆を描いたヒューマンドラマで、ヴィゴは監督、出演のみならず、製作、脚本、音楽まで手掛けるなど多彩ぶりを発揮している。
今後も、タイの洞窟で起きた遭難事故と救出劇を描くロン・ハワード監督『サーティーン・ライヴズ(原題) / Thirteen Lives』やデヴィッド・クローネンバーグ監督のホラー『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(原題) / Crimes of the Future』など話題作の公開が控えている。(編集部・市川遥)