Netflixの人気ドラマ俳優、カミングアウトを余儀なくされる
Netflixの人気ドラマ「HEARTSTOPPER ハートストッパー」に出演したキット・コナーが、バイセクシャルであることをTwitterでカミングアウトした。
【動画】「HEARTSTOPPER ハートストッパー」予告編
「HEARTSTOPPER」は高校生のチャーリーとニックが互いに特別な感情を抱いていく姿を描いたドラマで、すでにシーズン2と3の制作が決定している。同作でゲイのチャーリーと恋に落ちるニックを好演したキットだが、新作映画で共演した女優のマイア・レフィコと手をつないでいるところを目撃されたことから、“クイアベイティング”(性的マイノリティーであることをにおわせて、関心を集めること)だと一部で批判されていた。
その後、Twitterを休止していたキットだが1日、「少しだけ戻ってきた。僕はバイだ」と告白。続けて「18歳にカミングアウトを強要できておめでとう。一部の人はこのドラマのポイントをわかっていないと思う。じゃあね」と苦言を呈した。以前から自身のセクシャリティーを詮索されることに嫌気が差していたようで、今年5月には「Twitterは本当におかしいな。ここにいる一部の人たちは、僕のセクシャリティーについて僕よりもわかっているんだから」と投稿していた。
原作者のアリス・オズマンは「本当に『HEARTSTOPPER』をどう観ているのだろう。セクシャリティーを推測したり、ステレオタイプでジャッジして楽しむなんて。そんな人たちはひどく恥じてほしい。キット、あなたは素晴らしい」と返信。チャーリー役のジョー・ロックは「きみが誰かに対して何かを負う必要はない。すごく誇りに思うよ、僕の友達」とエールを送った。(編集部・中山雄一朗)