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『バービー』ケン役ライアン・ゴズリングって?

ライアン・ゴズリング演じる『バービー』ケン
ライアン・ゴズリング演じる『バービー』ケン - (C) 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

 11日に公開された映画『バービー』でケン役(本作には、多数のケンが登場するので、“定番の”もしくは“1960年代、デビュー当時の”ケン役と注をつけておく)を務めるライアン・ゴズリング。映画が好きな人には、いやそうでなくとも、今更かもしれないが、改めて彼の経歴を紹介する。

【画像】サングラス姿のケンも!『バービー』でのライアン・ゴズリング

 日本でも2017年に公開されて大ヒットし、アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされた『ラ・ラ・ランド』(2016)では、その甘い歌声も話題となったライアン。歌がうまいのもそのはずで、彼のデビューはディズニー・チャンネルで放送されていた「ミッキー・マウス・クラブ」で、ブリトニー・スピアーズジャスティン・ティンバーレイククリスティーナ・アギレラらと共に、10代の頃から歌やダンスを披露していた。

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 その後、いくつかのテレビシリーズに出演しつつ、映画に初めて出演したのは日本では劇場未公開の映画『フランケンシュタインと僕』(1996)。デンゼル・ワシントン主演の『タイタンズを忘れない』(2000)で、アメリカンフットボール部の一員を演じ、ハリウッドデビュー。翌年、ユダヤ人でありながらネオナチに傾倒していく青年役で初主演した『ザ・ビリーバー(原題) / The Believer』は、インディペンデント映画の祭典、サンダンス映画祭でグランプリを受賞している。

 ライアンが映画俳優としてブレイクしたのは、アメリカの人気作家ニコラス・スパークスの同名小説を映画化した純愛映画『きみに読む物語』(2004)で、相手役を務めたレイチェル・マクアダムスと共に人気俳優に。『ラ・ラ・ランド』(2016)のほか、2006年に製作され、ライアンがドラッグ中毒の中学校教師を演じた『ハーフネルソン』でも、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。

 ゴールデン・グローブ賞では、リアルドールを本物の彼女と思い込む青年を演じた『ラースと、その彼女』(2007)、一人の人物の役を通して、恋愛が始まるときの輝き、終わるときの悲しみを演じ切った『ブルーバレンタイン』(2010)、さえない中年男性に恋愛を指南するプレイボーイ役を務めた『ラブ・アゲイン』(2011)、大統領選挙キャンペーンの若き広報官を演じた『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』(2011)で主演男優賞にノミネートされており、『ラ・ラ・ランド』(2016)で初受賞(コメディ/ミュージカル部門)している。

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 一方、私生活はというと、『ブルーバレンタイン』のデレク・シアンフランス監督と再タッグを組み、銀行強盗に手を染めることになる天才ライダーを演じた『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』(2012)で共演したエヴァ・メンデスと交際に発展し、2014年に長女、2016年に次女が誕生。ただ、ライアンはハリウッドの中でも特に私生活を公にしない俳優と言われていて、エヴァとは事実婚状態なのか、婚姻関係にあるのか、長らく明かされていなかった。最近になって、エヴァがいつからとは明言せず、婚姻関係にあることを認めた。

 さて、『バービー』では、ライアン演じるケンは、運動は少し苦手なようで、考えるより先に行動しているような猪突猛進型のキャラクター。少し抜けているところもユーモアたっぷりに演じていて、美声を披露しているところも魅力。先述した映画のように演技派の魅力を存分に発揮したライアンも良いが、『バービー』では、キュートな姿が堪能できる。(島村幸恵)

映画『バービー』は公開中

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