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日テレ、スタジオジブリを子会社化!宮崎吾朗はジブリ後継者を固辞

スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと日本テレビ代表取締役会長執行役員の杉山美邦
スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと日本テレビ代表取締役会長執行役員の杉山美邦

 日本テレビは21日の取締役会でスタジオジブリの株式を取得し、子会社化することを決議した。スタジオジブリも同日の取締役会で、日本テレビへの株式譲渡の承認を決議している。具体的には、日本テレビがスタジオジブリの株式の取得を進めて議決権所有割合42.3%の筆頭株主となり、日本テレビから派遣された役員がスタジオジブリの経営をサポートしていくことになる。

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 これはスタジオジブリが21日に同社で会見を開いて発表したもの。日本テレビは1985年に『風の谷のナウシカ』をテレビ初放送して以来、金曜ロードショーでスタジオジブリ作品を放送し続け、『魔女の宅急便』からは映画製作に出資、2001年開館の「三鷹の森ジブリ美術館」の設立を支援するなど、長年にわたってスタジオジブリと歩みを共にしてきた。

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 日本テレビとしては、国内はもとより、海外でも多くの人々に愛されているスタジオをこれまで以上に支援していくことが、日本テレビグループ全体の企業価値向上に資すると考え株式所得を決定したとのこと。株式取得を通じて経営面をサポートすることでスタジオジブリはこれまで以上に「もの作り」に専念していくことが可能となり、新たな作品を生み出す土壌ができると想定しているのだという。

 宮崎駿監督が82歳、鈴木敏夫プロデューサーが75歳となり、スタジオジブリが長らく頭を抱えてきた後継者問題。スタジオジブリを受け継ぐ者としては宮崎駿監督の長男で、自らもアニメーション映画監督である宮崎吾朗が何度か候補に挙がったが、吾朗は「一人でジブリを背負うことは難しい。会社の将来については他に任せた方がよい」と固辞。そんな中で昨年、鈴木プロデューサーが日本テレビ代表取締役会長執行役員の杉山美邦に申し入れをし、子会社化に向けた日本テレビとの話し合いが始まったのだという。(編集部・市川遥)

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