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クリストファー・ノーラン、『オッペンハイマー』アンサー映画を作るなら「山崎貴監督以上にふさわしい人はいない」

『オッペンハイマー』クリストファー・ノーラン×山崎貴スペシャル対談 » 動画の詳細

 第96回アカデミー賞で最多7冠に輝いた映画『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン監督と日本映画として初めて視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督の対談映像が公開された。山崎監督は『オッペンハイマー』を「パーフェクトに近いスペクタクル」とたたえながら、「日本側から返答の映画を作らなくてはいけない、という気がすごくしました」と語った。

【動画】『オッペンハイマー』クリストファー・ノーラン×山崎貴スペシャル対談

 『オッペンハイマー』は、“原爆の父”と呼ばれた米物理学者ロバート・オッペンハイマーの物語を壮大なスリラーとして描いた映画。人類最初の核実験「トリニティ実験」のシーンを含めCGショットゼロで作り上げるなど、ノーラン監督がビジュアル・音響を含めて圧倒的な劇場体験にこだわり、先日の第96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞(キリアン・マーフィ)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr)、撮影賞、編集賞、作曲賞と最多7部門で受賞した。

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 そんな『オッペンハイマー』を観て、「知的好奇心をものすごく刺激されたとともに、ものすごくショッキングでした」とも明かした山崎監督。「希望(が持てたの)は、『(原爆を)人間の上に落とすべきではない』と言っている人もすごくたくさんいたということ。“核兵器のおかげで戦争が終わりました”ということに、ものすごく喜んでいる人たちの姿というのは僕たちが観ると、ものすごくショッキング。ですが、そういう人々に囲まれて、オッペンハイマーはものすごく残酷な幻影を見ている。そのように“栄光”と“悲惨さ”が同じフレームの中に収められているという作り方がすごく面白かったです」とノーラン監督の手腕をたたえた。

 そして「日本側から返答の映画を作らなくてはいけない、という気がすごくしました。いつか実現させたいと思っています」と力を込めた山崎監督。山崎監督の『永遠の0』や『ゴジラ-1.0』を鑑賞済みのノーラン監督もそれはいいアイデアだと思ったようで、「『オッペンハイマー』のアンサー映画を作るのであれば、山崎監督以上にふさわしい人は思いつきません」と山崎監督を推薦。「完璧なご提案だと思います。これからも山崎監督の作品を楽しみにしています」と応じていた。(編集部・市川遥)

映画『オッペンハイマー』は3月29日より全国公開

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