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【ネタバレ】『トランスフォーマー』メガトロン再参戦の可能性は?プロデューサーに聞く実写シリーズの未来

『トランスフォーマー』プロデューサーを直撃
『トランスフォーマー』プロデューサーを直撃 - (C) 2023 PARAMOUNT PICTURES. HASBRO, TRANSFORMERS AND ALL RELATED CHARACTERS ARE TRADEMARKS OF HASBRO. (C) 2023 HASBRO

 実写映画『トランスフォーマー』シリーズのプロデューサーを務めるロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラがリモートインタビューに応じ、『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(公開中)から始まるとされる新三部作や、同作で暗躍したユニクロン、再参戦が望まれるメガトロンについて語った。(以下『ビースト覚醒』のネタバレを含みます)

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ユニクロン登場の背景

ユニクロン、次回作以降で変形する? - (C) 2023 PARAMOUNT PICTURES. HASBRO, TRANSFORMERS AND ALL RELATED CHARACTERS ARE TRADEMARKS OF HASBRO. (C) 2023 HASBRO

 新シリーズの幕開けを飾る『ビースト覚醒』では、1994年を舞台にオートボットと新勢力マクシマルの共闘が描かれた。彼らが対峙するテラーコンのハンター・スカージに任務を与えていた黒幕が、惑星ごと丸ごと食い尽くす破壊神・ユニクロンだ。

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 前作『トランスフォーマー/最後の騎士王』でも言及されていたユニクロンは、1985年の劇場アニメ『トランスフォーマー ザ・ムービー』などに登場した人気キャラクター。ボナヴェンチュラは「ユニクロンの脅威を描くために、時間を割きたかった。また、ユニクロンの登場はビースト戦士を実写映画で紹介するために、かなり好都合でした。この二つがユニクロン登場の大きな理由です」と登場に至った背景を語る。

 『ビースト覚醒』では惑星形態だったユニクロンだが、『ザ・ムービー』では他のトランスフォーマー同様に変形態も登場している。実写シリーズでも、ユニクロンがトランスフォームする機会は訪れるのか? ボナヴェンチュラは「具体的には決めていないが、ファンの反応が今後の行く先を決めることになる」と可能性を残した。

メガトロンを呼び戻すのはとても簡単なこと

 ファンの声は、シリーズを継続させる上で重要な判断基準になるとボナヴェンチュラは続ける。「ミラージュを例として挙げましょう。もともと脚本段階から重要なキャラクターでしたが、ピート・デヴィッドソンが最高の演技を披露してくれたこともあり、ファンの間で人気が高まっています。今では、ミラージュ抜きでの続編は考えられません。ファンがどんな反応をして、どのキャラクターに共感しているのか、私たちはそれを見極めています。(続編の脚本は)まだ執筆前ですが、脚本家の自由度は高いです」

 次回作以降で期待されるのが、過去作でも活躍したディセプティコンのリーダー・メガトロンの再登場だ。日本で大人気アニメ「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」(1997~1998)でも、恐竜に変形するデストロンのリーダーとして登場しており、オプティマスプライマル率いるマクシマルとの対決も待ち望まれる。

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 ボナヴェンチュラも「メガトロンもシリーズにおける素晴らしい悪役の一人です」とメガトロンについて言及した。「悪役がたくさん存在してしまうことが懸念点ですが、メガトロンを呼び戻すのはとても簡単なことです。彼は偉大ですから」

次回作の舞台は、1990年代後半~2000年代前半の間?

本作は1994年が舞台

 本編ラストシーンでは、ハズブロ社が展開する人気コンテンツ「G.I.ジョー」の参戦が示唆された。映画『G.I.ジョー』シリーズも統括しているボナヴェンチュラは、「まだ何も決まっていません」としながらも、「G.I.ジョーが『トランスフォーマー』の世界に入ろうとしていることだけは確かなことです。“クロスオーバー”という単語を用いることも、今は控えましょう。ラストシーンが意味するのは、そういったことではありません」と説明した。

 『ビースト覚醒』から始まるとされる新三部作については、「ユニバースではなく、タイムラインを意識しています」とボナヴェンチュラ。「スピンオフの『バンブルビー』は1987年、『ビースト覚醒』は1994年、マイケル・ベイ版の1作目は2007年が舞台になりました。つまり、1990年代後半~2000年代前半には語れる物語があること。今後はそこを探索することになると思います」

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 近年は、映画から派生したドラマシリーズが制作されるケースが増えているが、ボナヴェンチュラは「ドラマシリーズはやらないつもりです」と可能性を否定。「このシリーズはアニメーション作品が充実していますよね。ハズブロはアニメーションで素晴らしい功績を残しています。私たちは、引き続き既存のキャラクターを用いて、素晴らしい映画体験を提供できるように挑戦していくつもりです」と明言していた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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