『ゴジラ-1.0』北米プレミアでスタンディングオベーション！神木隆之介＆山崎貴監督に拍手喝采
映画『ゴジラ-1.0』（全国公開中）の北米プレミアが現地時間10日、アメリカ・ロサンゼルスのDGAシアターで行われ、日本から主演の神木隆之介と山崎貴監督が出席した。ハリウッドで日本製作『ゴジラ』のプレミアイベントが実施されたのは、『ゴジラ FINAL WARS』（2004）以来19年ぶり2度目。本編上映直後、会場では盛大なスタンディングオベーションが起こり、神木と山崎監督へ惜しみない拍手が送られた。
『ゴジラ-1.0』は、戦後日本に襲来したゴジラが、日本を無（ゼロ）から負（マイナス）へと突き落とすさまを描いた東宝ゴジラシリーズ30作目。日本では初日（11月3日）から10日までの8日間で、観客動員100万人・興行収入16億円の大ヒットスタートを記録した。北米では12月1日より、邦画では異例となる1,500スクリーン以上での上映が決定している。
神木と山崎監督はイベントに先駆けて、ウォーク・オブ・フェイムといったハリウッドの観光名所を訪問。ハリウッドに降り立った山崎監督は「ゴジラで来れたのは凄く嬉しい。スター中のスターであり、日本が世界に誇るゴジラと一緒に来れたのが非常に心強いです」と嬉しそうに語ると、神木も「ロサンゼルス……、ハリウッド……、テレビの中でしか見たことがなかったので、ドキドキしています。監督と一緒に来られて嬉しいです！」と笑顔を見せる。
プレミアが行われたのは、ハリウッドで最も有名な劇場の一つであるDGAシアター。会場の前にはレッドカーペットが敷かれ、周辺には、ゴジラTシャツやグッズを身につけた熱狂的なファン200人以上が集結。現地の大手ニュースチャンネル「CNN」といったメディアも多く駆けつけた。レッドカーペットには、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を手がけたマイケル・ドハティ監督や俳優セス・グリーンといったゲストが続々と到着。神木と山崎監督が登場すると、会場から大きな歓声があがり、二人はファンの声掛けに応えながら丁寧なファンサービスを行った。
現地ファンやハリウッドセレブが見守る中、神木と山崎監督は上映前に英語であいさつ。神木は「日本以外で、皆さんがこの映画を見る最初の観客です！『ゴジラ-1.0』を楽しんでください！」と英語で話すと、山崎監督も「ようやく『東宝ゴジラ』をアメリカの皆さんに届けられてとてもうれしいです！」と続く。本編上映中も、観客はゴジラ出現時に思わず声を上げたり、ゴジラに立ち向かう登場人物に声援を送ったりと、たちまち大きな反応を見せていた。
上映直後のスタンディングオベーションに、安堵の表情を見せた二人。上映後にはQ＆Aも実施され、「非常に素晴らしかった！ ありがとう！」という賛辞と共に、観客からさまざまな質問が飛び交った。神木と山崎監督は、冗談を交えながら会場を盛り上げ、熱気に包まれたままイベントは終了。山崎監督は、「ずっとアメリカのお客さんに自分の作品を観てもらいたいという夢を持っていました。その夢がゴジラで叶って凄く嬉しい。ゴジラを作りたいという夢と合わせて、二つの夢が同時に叶いました」とイベント後に語っていた。（編集部・倉本拓弥）
