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「寺島進の「月刊 てらじま便り」

10月19日より全国公開となる最新作『人類資金』で、佐藤浩市さん演じる主人公・真舟雄一の相棒で、ヤクザの酒田忠を熱演しているアニキ! 本作のメガホンを取る阪本順治監督、公私共に親交のある佐藤浩市さんとのエピソードをたっぷり語っていただきました!

今月の現場
今月の現場
いつも心地よい緊張感に包まれている阪本組での、貴重なオフショット

寺島進:この映画は阪本順治監督とプロデューサーの椎井友紀子さんの情熱に尽きるね。あのお二方の現場での仕事ぶりが、スタッフや役者全員に伝わってくるから、素晴らしいチームワークが出来上がっていた。役者さんが、阪本監督と組みたいと思うのは、「この空気感に染まりたい」って思うからなんじゃないかな。 

見どころは何といってもカーチェイスシーンだな。スタントマンなし! CGなし! の全部ガチンコ勝負だったよ。俺は、もともと斬られ役出身だから、こういうシーンは得意で楽しかった。足裏マッサージって“イタ気持ち良い”だろ? カーチェイスは“怖楽しい”の(笑)。

関西弁のヤクザ役にひと苦労!?
関西弁のヤクザ役にひと苦労!?
関西弁は大変だったな~

寺島進:今回、苦労したのは関西弁(笑)。阪本監督は、関西出身だからごまかせないんだよ! 暇があるたびに「自主トレ、自主トレ!」って、関西弁の練習だったね。しかも現場が終わった後、「時間がなかったからOKしちゃったところがあるんだけど、もう一回!」って言われて、関西弁のアフレコし直したよ!

関西弁のヤクザ役にひと苦労!?
クランクアップ! 阪本監督と思わず握手!

でも妥協がなくて、ウソがない監督ってなかなかいないから、あの人間性にほれちゃうよね。

共演者の素顔
共演者の素顔
佐藤浩市さんは、俺の尊敬する先輩だ!

寺島進佐藤浩市さんは、数少ない映画人の一人だと思う。取り組む姿勢や、周りへの気遣いとか、尊敬するところがたくさんある。役者としても、自分自身が納得いかないことがあれば、納得せずに詰めていく人なんだ。

正直な話、主演の役者さんって自分のことしか考えられない人が多いんだ。あの世代で、佐藤さんみたいに後輩の面倒やスタッフにまで気を配れる主演俳優って、なかなかいないからね。

プライベートでもよく飲みに連れていってもらうんだけど、俺、あの人のこと好きなんだよね~(笑)。あんなに二枚目なのに、お酒を飲むと少年みたいで、男気もある。

©2013「人類資金」制作委員会

映画『人類資金』は10月19日より全国公開

映画『人類資金』オフィシャルサイト

今月の一枚
今月の一枚1
本物の警察官の装備姿。左腰には警棒と手錠。右腰には拳銃と白手袋入れ

寺島進:今日は、世田谷の多摩川沿いにある、白バイ訓練所とパトカーの交通安全教育センターを見学しに行ってきました!

大勢の制服警察官と出会って、普段経験できないことを経験し、とても希少な体験で勉強になったぜ!

今月の一枚2
皆さんと記念写真!

PCと呼ばれる(パソコンじゃないよ!)パトカーの、実際に追跡を想定した走行訓練も見学! ジグザグ運転から急なUターン。スピードを上げてからの急ブレーキは、キキィーッとタイヤが鳴るほどで、カースタントマン顔負けの迫力だった。俺も図々しくパトカーの助手席に乗せてもらって体感したら、まるで富士急ハイランドの絶叫マシーンのようだった! こりゃあ警察ナメちゃいけねぇなぁ……と思ったよ(笑)。

今月の一枚3
これがタコツボ!

あと面白かったのは、「タコツボ」と呼ばれていたやつ。出入口が一つで、半径3メートルの円に赤いパイロンを並べて、パイロンに当たらないように、パトカーが頭から入って180度何回か切り返して 頭からまた出るという訓練。車を上から見たらコンパスのようなイメージかな……。

でも警察官もミーハーなとこがあって、最後は写真撮影会に(笑)。俺の刑事ドラマとか観てくれているらしくて、うれしかった! 

寺島進PROFILE

1963年生まれ、東京都出身。三船芸術学院で殺陣を学び、殺陣師・宇仁貫三に師事。1986年松田優作監督作『ア・ホーマンス』で本格俳優デビュー。北野武に才能を見い出され、1989年『その男、凶暴につき』以降、北野映画の常連として注目を浴びる。

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