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「ザ・ロイヤルファミリー」椎名の封筒、最終回の重要な鍵に プロデューサーがファンに感謝「最後まで見届けて」

いよいよ最終回を迎える「ザ・ロイヤルファミリー」
いよいよ最終回を迎える「ザ・ロイヤルファミリー」 - (c)TBSスパークル/TBS

 妻夫木聡が主演を務める、日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS系・毎週日曜よる9時~)の最終回<拡大SP>を前に、プロデューサーの加藤章一が合同取材に応じ、キャストやファンへの感謝と共に、第7話に登場したキーアイテムについても言及した。(ネタバレ注意。以下、第9話までの内容に触れています)

【画像】超豪華ゲストが登場した「ザ・ロイヤルファミリー」第9話

 本作は、競馬の世界で夢を追い続ける大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる物語。人材派遣会社ロイヤルヒューマンの創業社長で馬主の山王耕造(佐藤浩市)と出会った主人公・栗須栄治(妻夫木聡)が、競馬の世界に身を投じ、“チームロイヤル”で勝利を目指す。原作は早見和真の同名小説。

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 第9話で、競走馬ロイヤルファミリーの失明の危機や、主戦ジョッキー・翔平(市原匠悟)の落馬などの絶望的な状況から、奇跡の復活を遂げたチームロイヤル。最終話となる第10話では、栗須(妻夫木聡)や馬主の耕一(目黒蓮)が、夢に見た“有馬記念”という大舞台に向かって突き進んでいく。

 加藤プロデューサーは、主人公・栗須栄治を演じた妻夫木に「本当に素敵な主役でした」と最終回を前にあらためて賛辞を送る。「ご本人が原作に惚れ込んでいた、ということもありますけど、自分がどのように振る舞えば作品が良くなるかを常に考えてくれた。出演者というよりは、スタッフに近い視点で作品に関わってくれた」とねぎらうと、「僕らが原作から脚色する時に『大丈夫かな?』と心配していた部分も、妻夫木さんが完璧に補完してくれた。このドラマは妻夫木さんでなければできなかった」と感謝の思いを口にする。

「このドラマは妻夫木さんでなければできなかった」(c)TBSスパークル/TBS

 さらに、物語の後半で父親の耕造からロイヤルファミリーを受け継いだ耕一を演じた目黒にも感謝。「すでに出来上がっているチームに途中から参加するのは、本当に大変なことなんです。特に耕造という巨大なキャラクターが抜けた後を背負わなきゃいけないというプレッシャーはあったと思います。しかし、彼は現場で緊張した素振りを見せることなく、いつも通りに演じてくれた。本当に感謝しています」。

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目黒蓮にも感謝した加藤P「現場で緊張した素振りを見せることなく、いつも通りに演じてくれた」(c)TBSスパークル/TBS

 JRAが全面協力した本作には、レジェンド・武豊をはじめ、坂井瑠星クリストフ・ルメールといった現役トップジョッキーらが続々と出演し、SNSなどを中心に話題を集めた。「皆さん、演技が上手すぎて驚きました。現場でも『自然だよね』と話していたくらいで。やはり度胸があるというか。いつも勝負されている本物のジョッキーの方なので、一発本番に強い。本当にオーラがありました」と加藤プロデューサー。

 放送中は、コアな競馬ファンを中心に、視聴者の熱量を感じることも多かったという。「本当に皆さんが詳しすぎて。いろんなご意見をいただくなか、ポスタービジュアルを解禁した瞬間に『(写っている馬は)マイネルホウオウだ!』と当てられた時はビックリしました。それもあって、スタッフからも『皆さんがそんなにお好きならば、テロップには出演馬の名前を書くようにしよう』という声があがりました。ただ、すべて許可を取っているので、出演馬が増えてくるにつれ、どんどんと大変な作業になっていって……(笑)。でもファンの皆さんに喜んでいただけたなら良かったなと思っています」。

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第7話より。椎名の封筒の中身は?(c)TBSスパークル/TBS

 いよいよ最終回が目前に迫るなか、なんといっても注目はクライマックスの「有馬記念」のシーンだろう。ドラマ版ではどのような結末が待っているのだろうか。「原作を踏襲しつつも、視聴者の皆さんが想像するものの、その上を行く答えを用意しました」と語る加藤プロデューサーは、「第1話の準備段階から、最終回での展開は考えていました。そのために第1話から積み上げてきた『継承とは何か』というテーマの答えも全てそこに込めています。大規模牧場の北陵ファームの馬と家族経営の日高のノザキファームの馬、どちらが勝つのか。そして父と子の戦いの行方。子が親を超えようと立ち向かう時、親はどうするのか。その答えも有馬のレースに入れている。レース結果はもちろんのこと、このドラマが描いてきたテーマについても見届けていただけたら」とコメント。さらに「(現役騎手の)坂井瑠星さんやルメールさんのスケジュールがうまく組めたので、彼らと(劇中の騎手役の)キャスト陣が一緒になってレースに向かうことができた。これはなかなかできることではないので、面白い最後の戦いを見ていただけるんじゃないかなと思います」と自負する。

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 また、第7話で、ライバルの椎名善弘(沢村一樹)が耕造に手渡した謎の封筒の中身がまだ明かされていないが、実はこれが最終回の物語を左右する重要な鍵になるという。「実はあれは台本には書いてなくて、演出側で付け足したものなんです。この物語の核心に触れる重要な秘密が隠されています。そこはここまで見てくださった視聴者の皆さんが、あっと驚くようなものなので、ぜひ最後まで見届けていただけたら」と期待をあおった。(取材・文:壬生智裕)

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