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最新!全米HOTムービー

世界の映画産業の中心、アメリカの最新映画情報を現地在住ライターが紹介する「最新!全米HOTムービー」。今回は、『ミュータント・タートルズ』『シン・シティ:ア・デイム・トゥ・キル・フォー(原題) / Sin City: A Dame to Kill For』『FRANK -フランク-』を紹介します!(取材・文:細木信宏)

今、最もHOTな映画はコレ!

■『ミュータント・タートルズ』

映画『ミュータント・タートルズ』作品情報

ミュータント・タートルズ
12月19日公開の映画『ミュータント・タートルズ』より - © MMXIV Paramount Pictures. All Rights Reserved.
ミュータント・タートルズ
映画『ミュータント・タートルズ』より - © MMXIV Paramount Pictures. All Rights Reserved.

1984年に作者ケヴィン・イーストマンピーター・レアードが原作アメコミを発表してから、今年で30年になる。これまで同原作は1987年からテレビアニメ化されてシリーズを重ね、1990~1993年にかけては実写映画版も3作公開されてきたが、このたび新たに『トランスフォーマー』シリーズでおなじみのマイケル・ベイ監督が製作を務め、『タイタンの逆襲』ジョナサン・リーベスマンがメガホンを取り、リブート版として再実写化された。

ミーガン・フォックス
ミーガン・フォックス

犯罪者と戦う謎の軍団を追跡していたレポーターのエイプリル(ミーガン・フォックス)は、それが化学物質により突然変異した、4人のカメの忍者(タートルズ)であることを突き止める。ニューヨークの正義を取り戻すために戦うタートルズと共に、エイプリルは悪の組織フット団に立ち向かうこととなる。

今作の魅力は、やはりタートルズ4人のキャラクター。比較的冷静な判断をするリーダーのレオナルド、明るくお調子者のミケランジェロ、頭脳派で発明家のドナテロ、ワイルドで短気な性格のラファエロという個性的な彼らが、ユーモアたっぷりにアクションを繰り広げる。また、着ぐるみだった以前の実写版と異なり、タートルズは最新のVFX技術を駆使したモーションキャプチャーにより、表情もデザインもリアル。眼前に飛び出すかのようなタートルズの迫力のアクションは3Dにもピッタリで、最初から最後まで観客を飽きさせない大作だ。

映画『ミュータント・タートルズ』は2015年正月第2弾公開

次にブレイクする映画はコレ!

■『シン・シティ:ア・デイム・トゥ・キル・フォー(原題) / Sin City: A Dame to Kill For』

映画『シン・シティ:ア・デイム・トゥ・キル・フォー(原題) / Sin City: A Dame to Kill For』作品情報

フランク・ミラー
フランク・ミラー

フランク・ミラーの同名コミックを映画化した『シン・シティ』は、当初映画化が非常に困難と思われていたが、フランク自らロバート・ロドリゲスと共同監督を務めて斬新な映像を作り上げ、2005年に公開されて世界的な成功を収めた。しかし、今回の続編までに9年もの月日が流れた理由には、製作資金の調達や弁護士を介したスタジオとの問題が生じたためのようで、最終的にはワインスタイン・カンパニーが救ってくれたことから、ようやく続編が製作できたのだとフランクは明かしている。

前作は、登場キャラクターの紹介と共に、観客にその世界観を理解してもらうための作品ともなっていた。そして今回の続編では、前作からジェシカ・アルバミッキー・ロークロザリオ・ドーソンが続投。ジェシカはフランクと再会する前からナンシー役に入り込み、撮影中の休憩時間にも役柄に徹していたそうだが、その意気込みの強さは劇中の演技からもうかがえる。また、新たにジョセフ・ゴードン=レヴィットエヴァ・グリーンジョシュ・ブローリンなどが加わっているが、彼らも前作のキャラクターたちに引けを取らない活躍を見せている。

そして最も注目なのは、フランク自身の手による今回の脚本が、オリジナルの物語を交えていることで、原作とは異なる部分がある点だ。しかし、今回の映画版も、セクシーな女性たちと力強い男たちが、モノクロのフィルムノワールの世界を見事に彩っている。

ライターイチオシ映画はコレ!

■『FRANK -フランク-』

映画『FRANK -フランク-』作品情報

FRANK
10月4日公開の映画『FRANK -フランク-』より - © 2013 EP Frank Limited, Channel Four Television Corporation and the British Film Institute
FRANK
映画『FRANK -フランク-』より - © 2013 EP Frank Limited, Channel Four Television Corporation and the British Film Institute

『SHAME -シェイム-』『それでも夜は明ける』などの演技派マイケル・ファスベンダーが、映画内でずっとかぶり物を着けて演技するという設定だけでも気になる本作。彼が演じるのはオルタナティブ・ミュージックバンドのボーカリストで、しかもそのモデルとなる人物が存在するという点も驚きだ。

FRANK
映画『FRANK -フランク-』より - © 2013 EP Frank Limited, Channel Four Television Corporation and the British Film Institute

駆け出しのミュージシャン、ジョン(ドーナル・グリーソン)は、ある日張りぼてのかぶり物を頭に着けた奇妙なフランク(マイケル・ファスベンダー)率いるバンドと偶然出会い、フランクからそのバンドへの加入を勧められる。彼らのレコーディングに同行すると、当初は顔を明かさないフランクと個性的なバンドメンバーに違和感を抱くものの、徐々に彼らの可能性に惹(ひ)かれていく。

マイケル・ファスベンダー
マイケル・ファスベンダー

フランクの実際のモデルは、1980年代に英国で注目されたクリス・シーヴィーで、彼が張りぼてをかぶって演じる音楽コメディアンが、フランク・サイドボトムだった。クリスはシュールなギャグで英国のコメディー文化に影響を与えた人物だ。

また、マギー・ギレンホールなどが演じる劇中のバンドメンバーはくせ者ばかりで、お互いの演奏にイチャモンを付けたりとバンド内でのけんかが絶えないが、彼らの奏でる音が一つの曲として結び付くと、その魅力は無限大の広がりを見せる。

映画『FRANK -フランク-』は10月4日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

【今月のHOTライター】

細木信宏 / Nobuhiro Hosoki
海外での映画製作を決意し渡米。フィルムスクールに通った後、テレビ東京ニューヨーク支局の番組「ニュースモーニングサテライト」のアシスタントとして働く。現在はアメリカのプレスとして活動中。

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