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『マトリックス』あるある言いたい

 いよいよ公開が近づく人気シリーズ最新作『マトリックス レザレクションズ』(12月17日公開)。予告編には1作目の『マトリックス』を思い出させるシーンが続々登場していて、本編にもあるあるネタが山盛りの予感が!?  三部作のあるあるを振り返っておけば新作がもっと楽しめる! (文・平沢薫)

※ご注意:この記事は『マトリックス』三部作についてのネタバレが含まれます。

登場人物たちがサングラスをかけたがる

マトリックス
Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 マトリックス世界のお洒落には、サングラスが不可欠。ネオたちヒーローだけでなく、エージェント・スミスやツインズをはじめ、敵側のキャラクターたちも、サングラスが大好き。『マトリックス リローデッド』で、ナイオビらザイオンの船長たちが集合して相談する時も、薄暗い部屋なのに役名不明のサブキャラまでサングラスを愛用していて、それって暗くないですか? と思いつつも、デザインがそれぞれ違っていて、確かにカッコイイ。

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銃撃戦で銃の薬きょうやコンクリートの破片の量が多すぎ

マトリックス
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 マトリックスでのバトルは、大型の銃器、大型の弾丸がマスト。そして、銃からは数え切れないほどの薬きょうがバラバラと落下して、銃撃されたコンクリートの壁や柱からは、これでもかとばかり大量の破片が飛び散るありさま。その中を駆け抜けると、ネオのカッコよさは倍増。特に『マトリックス』でネオとトリニティーがモーフィアスを救出に向かうビルの入口や、『マトリックス リローデッド』でネオたちがクラブの入口で戦った時の薬きょうの数、破片の量はハンパじゃない!

ドラマは“ビルの屋上”と“雨の夜”に起こる

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 ネオが飛んでくる銃弾をよける、あの有名な出来事が起きたのは、ビルの屋上。ネオが、命を落としたトリニティーをよみがえらせたのも、ビルの屋上。マトリックスではビルの屋上でトンデモナイことが起こりがち。もう一つ、要注意なのは雨の夜。ネオがモーフイアスと初めて対面するのも、ネオがエージェント・スミスと最後の決戦をするのも、雨の夜。雨の夜のシーンになったら、姿勢を正してこれから起きる事件に備えるべし。

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格闘中に「おいでおいで」のポーズをする

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Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 モーフィアスとネオは、ブルース・リーが『ドラゴン怒りの鉄拳』『最後のブルース・リー/ドラゴンへの道』などでやっている、手のひらを上にむけて指先を何度か折り曲げて、相手に「おいでおいで」と挑発するポーズがお気に入り。モーフィアスは、ネオと道場で戦う時も、疾走するトラックの上でエージェントと闘う時も、このポーズをせずにはいられない。ネオはエージェント・スミスとの最後の決戦でこのポーズを披露。新作でもきっと誰かがやるはず?

東洋武術の達人が映画に参加している

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 本シリーズのカンフー・アクションがカッコいいのは、本物の達人たちが参加しているから。第1作から、香港の映画監督&アクション監督のユエン・ウーピンが武術指導とアクションの振り付けを手掛け、スタントにも彼が香港映画で組んでいるチームが参加。そのウーピンの弟子で三部作のスタントに参加した中国の武術家で俳優のタイガー・チェンは、キアヌ・リーヴスが監督&出演した『キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー』に主演し、新作『マトリックス レザレクションズ』の予告編にも登場。また『マトリックス リローデッド』、『マトリックス レボリューションズ』でオラクルを守るセラフを演じたコリン・チョウも、中国生まれの武術家兼俳優だ。

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ネオは手をかざして静止させるのが好き

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 ネオが手のひらを向けて、何かを静止させるのは、このシリーズのあるあるポーズ。しかもこのポーズは、ドラマ的に重要な場面で頻発する。『マトリックス』では、ネオが自分の力に覚醒した時に手をかざして弾丸を静止させたし、『マトリックス リローデッド』のラストでは、マトリックス内じゃないのにセンチネルを静止させてビックリさせて、その直後に昏睡状態に陥った。ネオが手のひらを何かに向けたら、要注意?

ネオが戦うエージェントの数はどんどん増える

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 ネオがエージェントたちと戦うのは、このシリーズのお約束。そしてエージェントの数がどんどん増えていく。『マトリックス』では数人のエージェントと戦っていたのに、『マトリックス リローデッド』では多数のエージェントがネオに覆いかぶさって、ネオの姿が見えなくなったほど。『マトリックス レボリューションズ』はエージェント・スミスとの1対1の戦いだが、2人の周囲を無数のエージェントたちが取り囲んでいた。今度のエージェントの人数はどうなる?

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IT用語が「人」や「モノ」の形で登場する

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 人工知能が創ったバーチャル世界、マトリックスでは、人間だけではなく、プログラムも人間の姿で活動している。エージェントとは、IT用語で説明すると、ほかのシステムの代理として働いたり、複数の要素の間の仲介役として機能したりするシステムのこと。また、IT用語で、秘密に仕込まれた裏口的な接続窓口という意味のバックドアが、実際にドアの形で登場したりもする。ドラマの中でIT用語がどのように使われているのか注目するのも一興。

神話、伝説、歴史からの引用が続々

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 キャラクターの名前や名称に多くの引用が使われている。ネオはギリシャ語のNew、モーフィアスはギリシャ神話の夢の神、トリニティーはキリスト教の三位一体。船の名前であるネブカドネザルは旧約聖書のバビロニアの王、オラクルを守るセラフは天使の中で最上位の熾天使(してんし)、メロビンジアンは5世紀のフランク族最初の王朝メロヴィング朝、パーセフォニーはギリシャ神話の冥界の女王、と数え始めるときりがない。さらに、その引用に何か意味がありそう!

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モーフィアスは手を後ろで組んでカッコつける

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 モーフィアスがカッコつける時は、両腕の肘を曲げて体の後で組むのがお約束。このポーズで背筋を伸ばして話す姿は、ちょっとエラそうな感じもするけど、彼にはお似合い。ネオにマトリックスの説明をする時も、初めてメロビンジアンに会う時も、久々に元恋人ナイオビに会う時も、このポーズで決めている。

 『マトリックス レザレクションズ』の予告編には、すでに『マトリックス』との共通点が山盛り。黒猫が横切り、ネオが白ウサギのタトゥーをした女性の後についていき、誰かの口が溶けてなくなり、鏡がグニャリと柔らかくなる。そしてネオが手のひらをかざすシーンまである。これを見ると『マトリックス レザレクションズ』もあるある大会をやってくれそうな気がするが、さて!?

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