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アントニオ・バンデラス、亡き父に捧げる栄誉の賞【第56回サン・セバスチャン映画祭】

アントニオ・バンデラス、亡き父に捧げる栄誉の賞【第56回サン・セバスチャン映画祭】
ドノスティア・アワードの記者会見でのアントニオ・バンデラス - Photo:Harumi Nakayama

 スペイン人俳優アントニオ・バンデラスが、「第56回サン・セバスチャン映画祭」で長年活躍している映画人のキャリアと業績を讃える「ドノスティア・アワード」(※ドノスティナはバスク語でサン・セバスチャンの意味)に選ばれ、現地時間19日、受賞セレモニーが行われた。

 同賞は1986年に設立され、1991年にアンソニー・ホプキンス、2000年にロバート・デ・ニーロ、2004年にウディ・アレン監など、そうそうたる面々が受賞している。しかしスペイン人の受賞は、ペルー生まれでスペインで活躍した映画監督で俳優の故・フェルナンド・フェルナス・ゴメス氏(2007年に死去)が1999年に受賞して以来、2人目となる。バンデラスは、スペイン人初のオスカー受賞の夢こそハビエル・バルデムに先を越されてしまったが、1992年に『マンボ・キングス/わが心のマリア』でハリウッドデビューして以来、ハリウッドで成功したスペイン俳優のパイオニアとして同国の人々に愛されている。

 この日のために、バンデラスの名前を世界に知らしめた盟友ペドロ・アルモドバル監督がプレゼンターを務めるために現地入りした。先に行われた記者会見でバンデラスは「この映画祭に初めて来たのは26年前で、アルモドバル監督の『セクシリア』が出品された時だった。そのとき、オレのポケットの中には350ペセタ(日本円で約300円)なかったんだ。そんなオレが今こうしてここに来て、しかもアルモドバル監督から賞を受け取るなんて感無量だよ」と満面の笑みを浮かべた。

 夜に行われた授賞式でそのアルモドバル監督から記念のトロフィーをしっかりと受け取ったバンデラスは、ハリウッドで共に戦う俳優ハビエル・バルデムと、妻で女優のメラリー・グリフィスと家族の名前を挙げ、そして最後に「今年2月に亡くなった最愛の父(ホセ・ドミンゲス・プリエト氏)にこの賞を捧げます」と挨拶すると、客席から大拍手を浴びていた。

 なお同賞は今年、米女優メリル・ストリープにも授与され、受賞セレモニーは現地時間26日に行われる。(取材・文:中山治美)


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