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30歳の年の差愛を描く『エレジー』の監督とパトリシア・クラークソンに直撃!

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イザベル・コイシェ監督とパトリシア・クラークソン
イザベル・コイシェ監督とパトリシア・クラークソン - Photo:Nobuhiro Hosoki

 映画『死ぬまでにしたい10のこと』のイザベル・コイシェ監督とパトリシア・クラークソンが、新作映画『エレジー』について語ってくれた。本作は、初老の大学教授デヴィッド(ベン・キングスレー)とその教え子コンスエラ(ペネロペ・クルス)の、30歳も年の差がある二人の恋愛を描いた大人のストーリーだ。パトリシアは、デヴィッドと割り切った関係のキャロラインを演じている。

映画『エレジー』

 ペネロペの大胆なベッド・シーンも話題の本作だが、パトリシアも負けてはいない。「服を脱いでいるシーンが好きよ(笑)。編集でカットされないように願ってさえいたわ。楽しく演じることができたのは、監督のイザベルが夢のような空間を作り上げて、音楽を流しながら演技をさせてくれたからだと思うわ」とパトリシア。

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 演じたキャラクターについては「キャロラインとデヴィッドは、似た者同士なの。恋愛ざたで泥沼の関係になるのを嫌う二人ね。それにはお互い正直でなければならないという条件がつくけれど、そこが二人の微妙な関係の美しいところなの」と演じるキャロラインを分析するように語ってくれた。

 キャスティングについてイザベル監督は「パトリシアとペネロペは、早い段階で決まっていたわ。ベンとはたくさん話をしたの。愛と死、そしてコンスエラの愛の遍歴などさまざまに。そのときベンはこう言ったわ。『恐らくガンジーを演じるときより難しくなるだろう』って。彼にとってデヴィッドは、あまりにも共感でき過ぎてしまう人物だったそうよ」とのことだ。

 パトリシアの次回作は、ウディ・アレン監督の映画『それでも恋するバルセロナ』とマーティン・スコセッシ監督の映画『シャッター・アイランド』だ。一方、イザベル監督は、菊地凛子主演の映画『マップ・オブ・ザ・サウンド・オブ・トウキョウ』(原題)で、ほとんどが日本人キャストになるそうだ。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)

映画『エレジー』は1月24日よりシャンテ シネ、Bunkamuraル・シネマほかにて全国公開

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