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『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督最新作は北米で製作した『トイレット』

『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督最新作は北米で製作した『トイレット』
映画『トイレット』場面写真より - (C)トイレットフィルムパートナーズ

 映画『かもめ食堂』『めがね』で大ヒットを生み出した荻上直子監督の最新映画『トイレット』が完成し、夏に公開することが発表された。『トイレット』は海外で映画を作りたいという荻上監督の熱意のもと、カナダのトロントで撮影された自身のオリジナル脚本作品だ。

 1994年からロサンゼルスに滞在し、映画製作を学んでいた荻上監督にとって今回の作品が北米で製作されたことは重要な意味を持っている。映画と言われて誰もが思い浮かべるハリウッド映画ではなく、アメリカのインディペンデント映画に大きな影響を受けたからだ。「いつか必ず北米で映画を作りたいと願っていました。この『トイレット』はわたしのどうしても作りたかった映画です」と荻上監督自身も感慨深げに振り返ったこの映画の撮影は昨年9月に撮影が開始され、その後の作業もすべてトロントで行われた。

 トイレから出ると必ずため息をつくばーちゃんを演じるのは、荻上監督作品にすべて出演しているもたいまさこ。個性豊かな3兄妹には、トロントでオーディションし選ばれた、現地で現在活躍中の若手俳優アレックス・ハウス(レイ役)、デイヴィッド・レンドル(モーリー役)、タチアナ・マズラニー(リサ役)が選ばれた。さらに、映画『西の魔女が死んだ』のサチ・パーカーも監督の熱いオファーにより、謎の女性として出演している。スタッフは日本側から『かもめ食堂』『めがね』に引き続き、フードスタイリストの飯島奈美、衣装の堀越絹衣が参加。そのほかのスタッフは、若手カナダ人スタッフにより構成された。スチールカメラマンは、映画『イースタン・プロミス』のデヴィッド・クローネンバーグ監督の娘、ケイトリン・クローネンバーグが務めるという豪華な布陣で、カナダ、トロントから日本の映画界に殴り込みを掛ける。

 『トイレット』の物語は「人生は退屈の繰り返しに耐え忍ぶことだと思う」と信じて生きてきたプラモデルオタクの青年レイ、引きこもりピアニストの兄モーリー、エアギターで自分のスピリットを表現しようとする大学生の妹リサ、それぞれがバラバラでマイペースに生きている3兄妹が、母親の死をきっかけに、生前母親が日本から呼んだ謎のばーちゃんとの交流がはじまり心の扉を開いていくハートウォーミングな家族のきずなの物語。

映画『トイレット』は夏、新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国公開 配給:ショウゲート/スールキートス


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