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メル・ギブソン、解雇!所属事務所が決断!オクサナへの暴言で

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所属事務所がメル・ギブソンを見放した
所属事務所がメル・ギブソンを見放した

 ロシア人モデルの元恋人オクサナ・グリゴリエヴァへの暴言、また暴行が取りざたされるメル・ギブソン。ついには警察がメルに対するドメスティック・バイオレンス(DV)の捜査を始めたが、そんななか、メルの所属していたタレント事務所が、これ以上メルの代理人はしない、と解雇の決定を下した。ハリウッド・リポーター(電子版)によると、業界大手のタレント事務所「ウィリアム・モリス・エンデヴァー・エンターテイメント(WME)」はメルの代理人業を辞めることを発表。メルは事実上の解雇となってしまった。

 これまでメルの代理人は、WMEの大物エド・リマート氏が32年にわたり務めていたが、そのリマート氏が7月3日に他界。もともと、WMEのCEOであるアリ・エマニュエル氏はメルに良い感情を抱いておらず、2006年にメルが飲酒運転で逮捕された際に反ユダヤ的発言をした事件についても批判的だったが、リマート氏の顔を立ててメルの代理人業を続けていた。しかし今回、リマート氏の他界に加え、メルの人種差別的暴言、さらには警察のDV捜査という事態を受けて、さすがにWMEも目をつむれなくなったよう。WMEの関係者は、「エド・リマートは32年間もメルの代理人を務め、息子のように考えていたと思う。だが、アリCEOのメルへの印象は変わらなかった」と語っている。

 メルのほうは、この先2年間は映画の企画が詰まっており、リマート氏の他界後は代理人なしでやっていく方針も示している。メルには、ジョディ・フォスター監督のダーク・コメディ『ザ・ビーヴァー』(原題)と、メル自身が共同脚本を務める『ハウ・アイ・スペント・マイ・サマー・ヴァケイション』(原題)で主演を務める企画が決まっており、しばらくは仕事に支障はないようだが、あるスタジオ関係者が語るように「メルと関わるより、リンジー・ローハンと関わるほうがまし」という声もあり、オスカーも受賞した名監督・名俳優のメルが、今後どのように映画界を生き延びていくのかが注目される。

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