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第3回沖縄国際映画祭がフィナーレ BEGINと芸人たち、観客が被災地への思いを歌う

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被災地への思いを乗せた歌と共に、映画祭はフィナーレを迎えた
被災地への思いを乗せた歌と共に、映画祭はフィナーレを迎えた

 18日から沖縄で開催されていた、第3回沖縄国際映画祭が本日フィナーレを迎え、石垣島出身のアーティストBEGINが、参加芸人たちと共にステージを飾った。

 この日ビーチステージで行われたオールエンディングで、満員の観客に迎えられたBEGINは、「三線の花」「オジー自慢のオリオンビール」「島人ぬ宝」を披露。さらに映画祭のテーマソングである「笑顔のまんま」をステージ上に登場したお笑い芸人たちと共に熱唱した。

 ステージ上で「沖縄のおじいとおばあたちは、まず命のお祝いをするところから始まります」と沖縄の伝統である命の御祝事について話し出したボーカルの比嘉栄昇。これは、「ヌチヌグスージサビラ」と呼ばれるもので、戦後復興期に活躍した沖縄の芸人である故・小那覇舞天(ぶーてん)が、悲嘆にくれる家々の庭先で、「生き残ったわれわれこそ、亡くなった方々の分も生きていこう!」と、歌で人々に呼び掛け、生きる力と勇気を与えたエピソードから生まれた言葉だ。「まだまだ命のお祝いをするには早すぎると思いますが、いつの日か、東北の皆さんが命のお祝いをできる日がきますように……」と、東北太平洋沖地震で多くの家族を亡くした被災者に向けて語りかけた。

 開催期間中、各会場に設置されたメッセージボードには「みんな家族」「WE ARE THE ONE」など、真剣に被災者への思いを書く若者が多く見られた。たくさんの“想い”を集めた今回の映画祭のフィナーレとなったステージで、比嘉と共に「三線の花」を歌い続けた沖縄の人々の心は、「喜びも悲しみも いつの日か唄えるなら この島の土の中 秋に泣き冬に耐え 春に咲く 三線の花」というBEGINの歌詞に乗せ、きっと被災地に届くだろう。(編集部・森田真帆)

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