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南キャンしずちゃん、涙止まらず…『フラガール』の舞台・福島県スパリゾートハワイアンズへの思い

南キャンしずちゃん、涙止まらず…『フラガール』の舞台・福島県スパリゾートハワイアンズへの思い
南海キャンディーズ、しずちゃんの涙が止まらなかった

 南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代が、女優として出演した映画『フラガール』の舞台であり、現在は被災者のために温泉大浴場を無料で開放している福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズへの思いを語った。

 山崎が、映画『フラガール』に出演したのは2006年のこと。昭和40年のいわき炭鉱が閉鎖の危機の中、炭鉱の娘たちで結成されたフラダンスチームが、町おこしのために作られた常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の成功を目指すストーリーだ。炭鉱で働く父と二人暮らしのメンバー・熊野小百合を熱演した山崎は、同作での演技を認められ、日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞。「肉体的にも、精神的にもすごくつらかった……」と厳しいダンスのレッスンに耐えながら頑張った当時を振り返った。

 映画のラスト、スパリゾートハワイアンズの舞台に立ち、蒼井優らフラガールたちとフラを踊るシーンの撮影は今でも忘れられないという。「フラのステージはすごくつらくて、一日3回が限度でした。何度もくじけそうになったときに、ステージの上でみんなに励まされながら頑張ったのを覚えています」

 観客を演じたエキストラはいわき市に住む地元住民の人々だった。撮影で一番苦労したのは、“泣き”の演技。必死に涙を流そうと集中しているときに、当時のいわき市市長が笑顔で「アンコウ鍋できたよ!」とやってきて、涙が止まってしまったこともあったというしずちゃんは「わたしにとっての青春でした」と語る。撮影の日々はいまも鮮明によみがえり、想い出のすべてに、福島の人たちがいるという。「駅前の定食屋さん“おかめ”のおばちゃんはどうしてるんだろう、ハワイアンズの人たちや、エキストラの人たち、あのときの市長さんは……と考えてしまいます」

 そして、3月11日に発生した東日本大震災は福島に、原子力発電所の事故という大きな悲劇をもたらした。「原発事故の後、福島の風評被害がひどくて心が痛いです」という山崎は、「まだ福島に住んでいる人はたくさんおるのに、みんなは行きたくないって……。それって、ちょっとおかしいんちゃうかな」と話す。風評被害は、もちろん、観光業にも及ぶはず。ハワイアンズは、撮影後も何度も訪れ、近くで営業があるときは必ず一泊して帰るほど、山崎にとって特別な場所。現在、ハワイアンズはいわき市災害対策本部と協力して炊き出しを行ったり、被災者に大浴場を開放しているが、営業再開の見通しは立っていない。「営業が再開したら、フラガールズのみんなとまたハワイアンズに行きたいです」、そう言った瞬間、山崎の目から涙があふれた。ぽろぽろと流れる涙を止めることはできなかった。

 ルミネTHEよしもとでは、連日被災地に向けてチャリティー募金活動を行っており、しずちゃんも芸人仲間とともに、募金活動を行っている。3月末に行われた第3回沖縄国際映画祭でも、大声で募金を呼びかけ続けた。「あのステージに立って、またフラガールズのみんなと踊りたい」、そう言った山崎の夢は、いつかきっと叶うはずだ。(編集部:森田真帆)


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