吉沢亮『国宝』で初の最優秀主演男優賞 横浜流星と熱い抱擁「彼がいなかったら喜久雄になれなかった」
第49回日本アカデミー賞

第49回日本アカデミー賞授賞式が13日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われ、俳優の吉沢亮(32)が、映画『国宝』の演技で自身初の最優秀主演男優賞に輝いた。
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『国宝』は、吉田修一の同名小説を『フラガール』『悪人』などの李相日監督が映画化。極道の息子として生まれながら、歌舞伎役者の家に引き取られた主人公・喜久雄の50年の物語をつづる。主演の吉沢は、準備期間から撮影まで約1年半を費やし、女形を演じるために猛特訓を重ね、劇中では「二人藤娘」「曽根崎心中」「鷺娘」といった演目を吹替えなしで披露した。
プレゼンターを務めたのは、『国宝』で喜久雄のライバル・俊介を演じた横浜流星。舞台に上がった吉沢は、横浜と熱い抱擁を交わすと、2人で乗り越えた稽古期間を回顧し「彼がいなかったら僕自身も喜久雄になれなかったし、この場に立つこともできなかったと思うし、この映画にとっても、僕自身にとっても、本当に偉大な存在でした。ありがとうございます」と感謝した。
吉沢は2009年、アミューズの全国オーディションで審査員特別賞を受賞し、15歳でデビュー。20011年、特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」で仮面ライダーメテオに変身する青年・朔田流星役でブレイクし、その後も映画『キングダム』『東京リベンジャーズ』シリーズ、大河ドラマ「青天を衝け」といった数多くの話題作に出演。現在放送中の連続テレビ小説「ばけばけ」では、英語教師・錦織友一役を務め、先日10キロを超える減量によって激痩せした姿で登場したことも話題になった。
芸能活動17年目に突入した吉沢は「僕は15歳の時に今の事務所に入りまして、今年で17年ぐらいやっていて、今までお芝居って楽しいなっていう思いだけで、なんとなく役者を続けていくんだろうなと、役者を続けてきたんです。今回、芸の道を生きる人間の業というか、その道の険しさみたいなものを改めて痛感して、そして、その先にある、本当の喜びのようなものに少し触れられたような気がして、改めてこの道に生きる自分を見つめ直す機会になりました」と『国宝』までの役者人生を回顧。「これから、映画を愛する皆様に楽しんでいただけるような作品に参加できるように、僕自身も、ますます精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いします」と決意を新たにした。
優秀主演男優賞は吉沢のほか、妻夫木聡(『宝島』)、長塚京三(『敵』)、松村北斗(『秒速5センチメートル』)、山田裕貴(『爆弾』)が受賞している。(編集部・倉本拓弥)


