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世界唯一、映画の権威ある個人賞・日本プロフェッショナル大賞の新人奨励賞に高良健吾!そのハングリーさを絶賛!(1/2)

世界唯一、映画の権威ある個人賞・日本プロフェッショナル大賞の新人奨励賞に高良健吾!そのハングリーさを絶賛!
壮絶な愛のドラマを見せる高良健吾と鈴木杏

 31日、シネマート新宿で、日本映画プロフェッショナル大賞 第20回記念特別チャリティー試写会として映画『軽蔑』の上映が行われ、高良健吾、鈴木杏、廣木隆一監督、そして本映画賞を主宰する映画ジャーナリストの大高宏雄が登壇した。

 1991年の第1回以来、今年で第20回を迎える映画賞、日本プロフェッショナル大賞は、映画ジャーナリストの大高が個人で主宰する映画賞で、個人が映画賞を主宰するのは世界でも唯一のもの。今回は、「新人奨励賞」に高良が選ばれていることもあって、高良の最新作である『軽蔑』が上映されることとなった。大高は、本作と同じく廣木監督がメガホンを取った『M』に出演する高良を観て、衝撃を受けたという。「すごい俳優が出てきたと思いました。この時代にハングリーさを感じさせる俳優が出てきたということに驚きを禁じ得なかったわけですよ。間違いなく、今一番脂がのっている俳優ですね」と絶賛。

 本作の原作は、1992年に急逝した芥川賞作家、中上健次の遺作となった恋愛小説。『火まつり』『赫い髪の女』(原作は「赫髪」)、『青春の殺人者』(原作は「蛇淫」)など、彼が遺してきた作品群は、日本映画史に残る作品として多くの支持を集めてきたが、近年は、破滅的な情念の世界を描き出す中上文学が映画化されることはほとんどなかった。大高は「中上さんの映画化は本当に久しぶり。すごく大変なことなんですよね。それだけに廣木監督が映画化してくれたことが本当にうれしいんです」と喜びのコメント。それを受けた廣木監督も「僕が助監督をやっているときに中上さんの小説が出て、時代の気持ちを代弁してくれる作家が出たと、あこがれの気持ちがみんなにあったわけです。いつか中上さんの小説を映画化したいと思っていました。今、『軽蔑』を映画化しようと思ったのは、昔観たような映画を観たくなったから。そして文学なんで、どの時代でも通じるはずだと思ったからですね」と中上文学の映画化について語る。

 本作では「男と女は、五分と五分」というフレーズが呪文のように繰り返される。そのことについて鈴木は、「基本的に男女が五分五分になるのはすてきなことだと思いますけど、(鈴木演じる真知子は)そう思ってカズさん(高良)に寄り添っていないと、また一人で立つのが大変だから、男と女は五分五分だよと自分に言い聞かせているんでしょうね」と分析。その言葉に賛同した高良も「たとえ五分になるのが無理であっても、それでも五分でいようとしているその姿勢が好きなんです」と本作に描かれる男女のあり方に共感している様子。そんな男女の思いがせつせつと描かれる本作について、大高は「2、3回観た方が染みこむ映画なんでしょうね。今は薄いところで観られる映画が多いですが、これは全然そうじゃない。このような問題作を廣木監督が渾身の力で出してくれたのが本当にうれしいんです」とすっかり魅了されている様子だった。


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