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ホラーをディープに語り尽くせ!『エクソシスト』の驚がく秘話!「フリードキン監督は悪魔超え」-平山夢明、町山智浩、高橋ヨシキ(1/2)

ホラーをディープに語り尽くせ!『エクソシスト』の驚がく秘話!「フリードキン監督は悪魔超え」-平山夢明、町山智浩、高橋ヨシキ
最強のメンバーがホラー映画の裏側を語り尽くす!-コスプレも披露した平山夢明、町山智浩と高橋ヨシキ(左から)

 WOWOW恒例真夏のホラー映画特集「“映画と出会う”200時間 恐怖に遭遇! 真夏のホラー特集」をテーマにした番組、「映画塾![真夏のホラー特別講義]」の収録が8日、赤坂のWOWOW本社で行われ、ホラー小説家の平山夢明、映画評論家の町山智浩、映画ライターの高橋ヨシキというメンバーが集結、1970年代、1980年代を代表する伝説的なホラー作品についてディープに語り尽くした。

 本番組は、視聴者の事前投票によって選ばれたホラー映画が、人気ランキング順に一挙オールナイト放送される、「恐怖に遭遇!真夏のホラー特集」のオープニング企画をテーマにした特別番組。今回のラインナップは、『エクソシスト』『13日の金曜日』『死霊のはらわた』『ポルターガイスト』『遊星からの物体X』という1970年代、1980年代を代表するホラー作の金字塔5本。まさにホラー映画の歴史を語る上では、1本たりとも欠かしてはならない傑作が集まったといえよう。当然ながら、この時代のホラー映画についての3人の知識は非常に深く、その話題は縦横無尽に飛んでは変わり、また戻りといった具合に盛り上がりを見せていた。

 中でも3人が「すべてが完ぺきな映画!」と絶賛するのが1973年の大ヒット作にして、空前のオカルトブームを巻き起こした映画『エクソシスト』だ。1974年7月の日本公開初日、上映館だった丸の内ピカデリーの周囲には長蛇の列ができていて、その列は映画館の周りを一周したという。当時、その行列に並んでいたという町山は「朝一番に行って、観たのが(午後)4時だよ。映画を観るだけで半日はつぶれたよね」と振り返っていた。

 悪魔払いを題材にした本作は、一歩間違えればキワモノ的な作品になりかねないところだったが、それをドキュメンタリータッチの緊張感あふれる傑作に昇華させたのは、本作のメガホンを取ったウィリアム・フリードキンによるところが大きい。しかしフリードキン監督は、リアリティーを追求するあまり、時として俳優にとってはサディスティックに変貌(へんぼう)した。町山も「フリードキンのひどい演出はメイキングでたくさん観られますけど、とにかくすごいですね」と驚がくしていた。

 そのフリードキンの演出というのは例えば、カラス神父を演じたジェイソン・ミラーの目の前で空砲のショットガンを撃ち、本当に驚いた顔をさせる。母親役のエレン・バースティンが倒れるシーンで、迫力が足りないと感じたフリードキン監督が、彼女をピアノ線で思いっきり引っ張って苦痛にゆがむ顔を作らせる。素人俳優である本物の神父のほおを思い切りはたいて、震える手と泣き出しそうな顔を演出する……、といった具合だ。俳優たちにとっては、まさに悪魔的な演出方法で本作の撮影現場を統制していたフリードキン監督。町山も「今だったらこんな撮影はできませんよ。人類史上、1回だけできた撮影ですよね」とその演出方法に驚きが隠せない様子だった。


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