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まえだまえだが紋付袴姿で国際映画祭デビュー!是枝裕和監督『奇跡』がコンペ上映され『SUPER 8』よりいいとの声も(1/2)

まえだまえだが紋付袴姿で国際映画祭デビュー!是枝裕和監督『奇跡』がコンペ上映され『SUPER 8』よりいいとの声も
是枝裕和監督と紋付袴姿のまえだまえだの二人 - Photo:Harumi Nakayama

 是枝裕和監督『奇跡』が第59回サンセバスチャン国際映画祭コンペティション部門で現地時間20日に上映され、主演している漫才コンビまえだまえだの前田航基(12歳)、前田旺志郎(10歳)が紋付袴姿で国際映画祭デビューを果たした。

 同作品は「九州新幹線の一番列車がすれ違うときに奇跡が起きる」というウワサを信じて、両親の離婚で鹿児島と博多に住む兄弟が友人たちを連れて旅に出る成長物語。先に行われたトロント国際映画祭には是枝監督のみ参加したが、今回は、まえだまえだと撮影の山崎裕と共に現地入りした。

 子どもとはいえ、すでに芸歴4年のまえだまえだは堂々としており、実に頼もしい。18日深夜に現地到着したときも、ホテル前で待ち構えていたカメラマンにレンズを向けられればポーズをキメる。映画祭ディレクターのホセ・ルイス・レボルディノとの対面も英語でそれぞれ自己紹介。今では舞台あいさつなどをするときに、現地のバスク語を使ってオチをつけることはできないか? と考えているほどだ。

 公式上映前に行われた記者会見でも、2人は笑いを取ることを忘れなかった。スペインの記者から是枝監督と仕事をした印象を問われると、航基が「監督というと監督オーラみたいなのがあると思うんですけど、良い意味でそれが全く感じられなくて、普通のおっちゃんというか、すごくなじみやすい」と“世界の是枝”を捕まえておっちゃん呼ばわりした。

 また映画の内容に絡んで「あなたの願いごとは何ですか?」と言う質問もあった。これに対して是枝監督は、しばし天を仰いで考えた後「この映画を撮ったのは去年の夏で、奇跡というのは、非日常の中にあるのではなく、見過ごしがちな日常の暮らしの中で見え隠れしていて、それに気付くことなのでは? という気持ちを込めて作った。ところが3月に起こった東日本大震災で、そういったものが本当にあっけなく目の前から失われたときに改めて、いかに日常が大切なものだったのか気づいた。だから願うことがあるとすれば、今までと同じようにとは言わないけれど、(日常を)取り戻せる日が来ることなのかなと思ってます」と瞳を潤ませながら語った。

 少ししんみりした会場の空気を変えようと思ったのか、続いて発言した航基は「『奇跡』という映画は自分で言うのも何ですけど、すごく良い映画だと自信を持って言えます。なのでサンセバスチャンをきっかけにスペインの皆さんに口コミで評判が広まって、世界の人に見て頂けたら……というのが願いです」とスペインでの近日公開を見据えてしっかりアピール。一方の旺志郎は「ずっと病気することなく元気に暮らせるのがいいなと思ってます」と元気よく答えて、記者たちの笑いを誘っていた。 


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