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日活100周年記念!フランキー堺、南田洋子、石原裕次郎、小林旭ら出演の『幕末太陽傳』がデジタル修復版で劇場に復活決定!!

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映画『幕末太陽傳』より
映画『幕末太陽傳』より - (C) 日活

 映画会社として最古の歴史を持つ日活が、2012年に100周年を迎えることを記念して、映画『幕末太陽傳』をデジタル修復し、劇場公開することがわかった。本作は、45歳という若さで亡くなった川島雄三監督の代表作で、古典落語「居残り佐平次」を軸に、幕末の志士たちを登場させながら、「品川心中」「三枚起請」などさまざまな噺(はなし)を1本の物語につむぎ上げた作品。フランキー堺が主演の佐平次を演じたほか、南田洋子が売れっ子の女郎・こはる役で、石原裕次郎が高杉晋作役で、小林旭が久坂玄瑞役で出演している。

映画『幕末太陽傳』予告編

 今村昌平監督が、助監督として脚本にも携わっていた本作。今回、デジタル修復版のために新たに制作された予告編には、山田洋次監督の「川島雄三作品のこれは間違いなく代表作」、庵野秀明監督の「大好きなシャシンです。乾いた人生観と粋な世界観にシビレます」というコメントが映し出され、本作がいかに日本を代表する名監督たちに影響を与えてきたかがわかる。半世紀の時を越え、新たに製作された予告編で、ナレーションを担当したのは、本編のナレーションを務めた加藤武。当時、主演のフランキー堺と親交が深く、映画にも出演したかったが、スケジュールの都合でナレーションのみの参加になったという加藤は、ナレーションを吹き込みながら、「懐かしい、皆がとても若い、もう一度この作品にかかわれてうれしい」と感慨深く語っていたという。

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 『幕末太陽傳』は、品川の地にあった北の吉原と称された色町を舞台に、遊郭「相模屋」で懐に一文も持ち合わせていないにもかかわらず、飲めや歌えの大騒ぎをした佐平次という男が、“居残り”と称して働き始め、巻き起こる騒動を片付けていくというストーリー。2009 年キネマ旬報オールタイム・ベスト映画遺産200 日本映画篇で、『東京物語』、『七人の侍』、『浮雲』に続いて4 位に輝いた名作だ。撮影当時のスタッフが修復に携わり、単にきれいにするのではなく、1957年に製作された当時そのままの状態を復元することに重きをおいて修復されたデジタル修復版では、映画館で日本映画黄金期にタイムスリップしたかのような感覚を、存分に味わえることだろう。(編集部・島村幸恵)

映画『幕末太陽傳』は12月23日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開

映画『幕末太陽傳』予告編 » 動画の詳細
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