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山田洋次監督「第2の故郷」柴又帝釈天で舞台版「東京物語」ヒット祈願!舞台版は葛飾区金町が舞台に!!(1/2)

山田洋次監督「第2の故郷」柴又帝釈天で舞台版「東京物語」ヒット祈願!舞台版は葛飾区金町が舞台に!!
「第2の故郷」柴又で成功祈願を行った山田洋次監督

 16日、葛飾区柴又の帝釈天で舞台「東京物語」の製作発表・成功祈願イベントが開催され、小津安二郎監督の名作映画を舞台化する山田洋次監督が、映画『男はつらいよ』で慣れ親しんだ帝釈天で成功祈願を行った。この日はほかに、舞台「麦秋」で山田監督とタッグを組んだ劇団新派の水谷八重子、安井昌二、波乃久里子、英太郎、瀬戸摩純も出席した。

 今年で監督生活50年という節目の年を迎えた山田監督の代表作『男はつらいよ』の舞台となった柴又は、山田監督自身「第2の故郷。今でもちょくちょくここには来るんですよ。今年は6、7回目かな」と公言するほどなじみの深い町。山田監督が演出を手掛ける舞台版「東京物語」の舞台が葛飾区金町に設定されたことから、この帝釈天での記者会見が執り行われることとなった。

 「もともと原作は荒川区という設定になっているんですが、具体的な場所はどこだかわからない。すると荒川区のどこかと思ったけども、どうも僕になじみがあるのが、荒川ではなく、江戸川沿いなんですね」という山田監督は、「昭和28年の物語、あのころの江戸川沿いというと、柴又なんかも建物が少なくて、畑が多かった。でも(隣町の)金町は戦前からの静かな住宅街が残っている。あそこなら、昭和28年にお医者さんの一家がつつましく生きているというのは納得いくのではないか」と舞台を設定した理由を語る。さらに、金町を通る常磐線についても「金町なら常磐線の鉄橋があるから、汽笛が鳴って、電車も通るといった音も効果的に使うことができるという面もあります」と説明。山田監督ならではの、ノスタルジックな効果音が楽しめる舞台となることを示唆した。

 さらに舞台オリジナルの設定として、映画版で原節子が演じていた次男の未亡人・紀子の故郷を石巻市に設定したことが挙げられる。「常磐線は原発のそばを通っている線でもあります。舞台にも『常磐線で仙台まで行ってそこから仙石線に乗り換えて、終点が石巻。漁業の盛んな街がわたしの国です』というセリフが出てきます。瀬戸内海の穏やかな尾道出身(の次男の家族)の人たちにとっては紀子さんの故郷、太平洋の荒々しい石巻の風景は想像できない。そんな会話があるわけだが、今の観客ならそこ(東日本大震災)に重ねて、石巻が今日どうなっているかがわかる。意識して、そういう場面を作ったつもりです」と構想を明かす山田監督。ほかにも映画版と違い、主人公の老夫婦が泊まる舞台は長男の家だけに限定することも明らかになった。「舞台上の制約はありますけど、逆にそれをいかして、面白がって作りたい。とても難しくも面白い仕事です」と意欲的な表情となった。


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