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岩井俊二監督「宇宙戦艦ヤマト」実写版企画を即降板させられた驚きの理由とは!

岩井俊二監督「宇宙戦艦ヤマト」実写版企画を即降板させられた驚きの理由とは!
岩井俊二監督

 今月24日、渋谷ユーロスペースにて、岩井俊二監督の「『番犬は庭を守る』前夜祭出版記念トークライブ」が開催され、約10年のときを経て発表された本作の誕生秘話が、岩井監督によって明かされた。

「『番犬は庭を守る』は当初映画の企画として立ち上がったんですが、あまりにも壮大になりすぎて、企画がボツになったんです」と話した岩井監督。「ボツというとなんだか悲しく聞こえるかもしれませんが、監督の仕事はボツになることが多いんですよ」と明かし、「宇宙戦艦ヤマト」の実写版企画もオファーが来ていたことも告白した。

 客席からは驚きの声が上がったが、「ガミラスがなぜドイツ兵なのかを追求し、話のど真ん中に皇室を出したりしてしまったもので、僕はまたたく間に降板となりました」と、仰天のエピソードを明かして観客を爆笑させていた。

 また、以前、制作中止となった『あずみ』に関しても、「できあがった脚本の9割がオリジナルだった」「『あずみとは、“この身をあずける”という名前の由来がある』とか原作者ですら考えたことないエピソードを入れようとしていたんですが……」と、これまで語られることのなかったウラ話が続々と飛び出し、岩井ファンにはたまらないトークショーとなった。
 
10年ぶりに復活した本作については、「原発を見学したり、リサーチを重ねた作品でした」と話し、「人間が作り出した危険なものを、みんなに考えてもらおうと、問題提起するはずだった小説だったのに、ぼくはお蔵入りにして放置してしまっていた。福島第一原発が起きたあとは、誰に対してでもなく、ただ申し訳ないという気持ちでした」と当時のショックを振り返った。「これは早いうちに出さねば」という作家としての情熱が、監督を突き動かし、出版となった。

「2011年は、311と向き合う腹をくくっていた」という監督の言葉どおり、昨年は、「脱原発」を堂々と宣言し、松田美由紀らとともに、環境問題を考える「ロックの会」を結成した。今年は、本作の出版から始まり、3月にはドキュメンタリー映画『friends after 3.11』の公開も控えている。最高のスタートを切った岩井俊二に、今年も大いに期待したい。(編集部:森田真帆)

「番犬は庭を守る」は、幻冬舎より、2012年1月27日に全国書店にて税込み1,470円で発売


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