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「攻殻機動隊」草薙素子役でおなじみクールビューティー声優・田中敦子が意外にも「ドラえもん」に出演!!

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田中敦子
田中敦子

 ニコール・キッドマンサンドラ・ブロックなどの日本語吹き替えや、SFアニメ「攻殻機動隊S.A.C.」の主人公・草薙素子役など、クールな女性役で知られる声優・田中敦子が、3月3日公開の『映画ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマルアドベンチャー』で、ファミリー映画に初参加した。

『映画ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~』写真ギャラリー

 小学生時代は小学館の学年誌を購読し、毎回「ドラえもん」の漫画を楽しみしていた田中。以前から参加したいとは思っていたものの、「わたしは戦う女性や、悪女系のイメージが強いので、ファミリーアニメには縁がないというか、イメージに合わないから依頼が来ないだろう」と半ばあきらめていたという。それだけに、ケリー博士役で「ドラえもん」に参加することができ、「光栄に思っています」と声を弾ませた。

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 ところが、台本から「聡明でしっかりとした、今まで自分が洋画などで演じた医者や弁護士のようなイメージ」と思っていたケリー博士が、「絵を見たらとてもかわいらしかった」とのことで、「わたしで大丈夫かな」と一瞬不安に。しかし、「絵のかわいらしさに惑わされることなく、絶滅した動物をずっと研究したり守ったりしている、芯の強さや優しさを出せるように」と意識し、ケリー博士を演じ切ることができたという。

 一番好きなシーンとして、のび太やしずか、ジャイアンやスネ夫が、両親を亡くしたコロンに、それぞれ両親への思いを語る場面を挙げた田中。「台本を読んだだけでグッと心にくるものがありましたが、実際にアフレコで声を当てているのを聞いていると、家族の大切さや親の愛情が思い出され、両親への感謝の気持ちが湧いた」と感動を表現した。

 コロン役を演じた声優アーティスト・水樹奈々との共演について、「NHKの紅白歌合戦にも出ている奈々ちゃんと、スタジオで隣にいるのは不思議な感じがしました」と語り、「大スターなのに気取らないところに“萌えるな”と思っています」とニッコリ。20年来の付き合いだというドラえもん役の水田わさびについては、「チームをまとめていくリーダーシップもさることながら、ゲストやスタッフにまで気配りがきいていて、彼女がいるからこそ『ドラえもん』が出来上がっているんだと、まざまざと体験しました」。声優交代で、長く作品が作り続けられていることの素晴らしさを語った。(取材・文:中村美奈子)

『映画ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマルアドベンチャー』は全国公開中

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