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夏木マリ、自殺をしようとしたことも!? 「わたしも繊細なんです」と本音トーク

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グッチの衣装に身を包んで登場した夏木マリ
グッチの衣装に身を包んで登場した夏木マリ

 13日、女優の夏木マリが、イタリア文化会館にて行われたジョン・カサヴェテス監督作『こわれゆく女』のトークイベント付き試写会に出席し、カサヴェテス作品の魅力を語った。そのほか「わたしはこのごろ出演映画がとても少ない。何かいい脚本があったらください。日本では自分ぐらいの年になるといい脚本がないように感じる」と嘆くなど、自身の女優業について本音トークを繰り広げて会場を沸かせた。

映画『こわれゆく女』トークイベント写真ギャラリー

 インディペンデント映画の父と称され、1989年に59歳でこの世を去ってから今もなお世界中の映画作家に影響を与え続けているジョン・カサヴェテス。本イベントは、日本では19年ぶりの特集上映となる「ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ」が開催されることに先駆けて行われた。

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 その上映作品の中の一つ、『こわれゆく女』は、マーティン・スコセッシ監督が映画修復作業の支援・監修を目的に1990年に設立した非営利団体フィルム・ファウンデーションとイタリアのブランド「グッチ」の協力のもと、復元ニュープリント版として復活し、今回その修復版が本邦初披露される。

 この日、グッチの服に身を包みにこやかに登場した夏木は、カサヴェテス監督作品について、「俳優の演技が素晴らしい。キャラクターがバランスを崩したり、面白かったりするところが好き。自分が元気のないときに観るとこわかったり、鑑賞するときの状態で印象が違ったりする。興味深い監督です」とその魅力を語った。

 その後、『こわれゆく女』の主演女優ジーナ・ローランズの話題になった際は「俳優はみんな繊細。こう見えて、わたしも繊細なんです。監督からちょっと何か言われると死にそうになっちゃうし、それで自殺しようとしたことも。気の小さいところがあるんです」と意外な面があることを明かして会場をどよめかせていた。(古河優)

「ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ」は5月26日よりシアター・イメージフォーラムほかにて全国順次公開

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