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『ベルセルク』窪岡俊之監督が語る映画だからできること!「原作に忠実に映画化しているというのとはちょっと違う」

『ベルセルク』窪岡俊之監督が語る映画だからできること!「原作に忠実に映画化しているというのとはちょっと違う」
映画『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』より - (C) 三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社 / BERSERK FILM PARTNERS

 映画『ベルセルク 黄金時代篇 II ドルドレイ攻略』の窪岡俊之監督が、人気マンガを映画化するにあたって心掛けたことについて語った。「原作を尊重しているし、原作に沿って作ってはいるんですけど、忠実に映画化しているというのとはちょっと違うんですね」と明かす舞台裏からは、5年にわたって本作にかかわってきた窪岡監督の苦労がうかがわれた。

 三浦建太郎による人気マンガをアニメーション化する上で、当初「黄金時代篇」は2時間半の長編1作になる予定だったとはよく知られている。結局3部作となったが、窪岡監督はそれについて、「2時間半でも作れたとは思いますよ。ただそうなると第1部は40分になりますよね。あっという間にあれが出てきてこれが出てきて、そんなに印象になく、っていう話になったと思います」とベストのクオリティーを追求した結果であることを明かした。

 窪岡監督は意外にも原作に忠実に作るという道を選ばなかったという。「20年以上も連載を続けてきたマンガですから、読者みんなが自分の中である種の答えを作っている感じがするんですよ。その一人一人が持っているものに一本の映画が応えることはできないと思うので」という窪岡監督は「原作と映画っていうふうに楽しんでもらうのも一つの楽しみ方だと思います」と明言。

 そうして出来上がった前作の『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』は映像のクオリティーはもちろん、勘どころを押さえたストーリー展開も絶賛されるなど、原作者の三浦も気に入るほどの出来栄え。だが窪岡監督自身は「イメージにかなり近い表現ができた」と手応えを感じる一方で、「制作が厳しかったので仕方ないんですけど、やっぱり、カットを削減したせいで伝わりにくくなっちゃったなあ、っていうのがあって」と反省点もあった様子。だが、それだけに、6月公開の第2部、そして今冬に控える第3部への意気込みには並々ならぬものがあるようだ。

 本作をはじめとする「黄金時代篇」3部作は、原作すべてを映像化する<ベルセルク・サーガプロジェクト>の第1弾。今後のラインナップについてはまだ伏せられているものの、窪岡監督は「黄金時代篇」のオープニングに後のストーリーで登場するキャラクターが姿を見せていることに触れて「あれはサーガ全体のオープニングという位置づけなんです。何とか、あの人たちが出てくるところにちゃんとたどり着きたいですね」と語っていた。(編集部・福田麗)

映画『ベルセルク 黄金時代篇 II ドルドレイ攻略』は6月23日より全国公開


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