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ダスティン・ホフマン等を発掘した名キャスティング・デイレクターとは?(1/2)

ダスティン・ホフマン等を発掘した名キャスティング・デイレクターとは?
トム・ドナヒュー監督

 第50回ニューヨーク映画祭(50th N.Y.F.F)に出品されているドキュメンタリー作品『キャスティング・バイ(原題) / Casting By』について、トム・ドナヒュー監督が語った。

 同作は、世間的にはまだまだ評価が低いが、映画界では欠かすことのできない重要な仕事の一つ、キャスティング・ディレクターに焦点を当てたドキュメンタリー作品。その中でも、俳優ロバート・デュヴァル、グレン・クローズ、ダスティン・ホフマン、ダニー・グローヴァーなどを発掘したマリオン・ドハティーが、それまでの常識を覆した発想でキャステイングをしたことで、名作が生まれることになった経緯を、彼女とともに仕事をした俳優や監督たちとのインタビューを通して彼女の人生を振り返っていく。

 トム・ドナヒュー監督は、なぜあまり注目されていないキャスティング・ディレクターに興味を持ったのか。「僕のキャスティング・ディレクターの友人ジョアナ・コルバートが、今作のプロデューサーであるケイト・レイシーと映画『ステップ・アップ2:ザ・ストリート』でともに仕事をしていたときに、彼女たちはお互いに共通点があることに気づいたんだ。それは、二人ともキャスティング・ディレクターのマリオン・ドハティーから影響を受けていることだった」と語り、さらにその影響とは「ジョアナ・コルバートは、かつてマリオン・ドハティーのアシスタントだったジュリエット・テイラー(ウディ・アレンの作品を担当している)のインターンをしていて、当然マリオンを知っていたんだ。一方ケイト・レイシーは、マリオン・ドハティーの最後のアシスタントだったんだよ」と、共通点からこの作品が制作されたことを明かした。

 実際にマリオン・ドハティーに会ってみて「最初にこの映画の企画を彼女に持ちかけたときから、彼女は乗り気だったんだ。彼女には、アカデミー賞にはキャスティング・ディレクターのカテゴリーがなく、そのことについても言及した映画でもよいかと事前に聞いたら、それでもよいと答えてくれたんだ。彼女の周りには、まるで木の枝が広がっていくように多くの女性の仲間(キャスティング・ディレクター)がいて、彼女たちが僕らを支援してくれたことで制作ができたんだ」と語り、さらにマリオン・ドハティーを題材にしたことで、キャスティング・ディレクターだけでなく、多くの一流の監督や俳優とのインタビューも可能になったそうだ。


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