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クドカン&阿部サダヲ&水田伸生の黄金トリオが復活!“謝罪”をテーマにした異色コメディー!

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竹野内豊、阿部サダヲ、井上真央
竹野内豊、阿部サダヲ、井上真央

 来年9月公開のコメディー映画『謝罪の王様』で、脚本・宮藤官九郎、主演・阿部サダヲ、監督・水田伸生の黄金トリオが3度、実現することが明らかになった。本作はケンカの仲裁から国家存亡の危機まで、大小を問わないトラブルを次々と“謝罪”で解決していく痛快娯楽ブラック社会風刺コメディーで、撮影は2013年1月中旬まで、完成は4月末を予定している。

 宮藤・阿部・水田は2007年の『舞妓 Haaaan!!!』、2009年の『なくもんか』に続くトリオ結成。風刺喜劇というアイデアは『なくもんか』の公開直後から温めていたといい、脚本の宮藤は「風刺は、意外と手をつけてない分野だったので、ぜひやりたいと思いました。しかし物語は二転三転しました。現実社会のめまぐるしい変化に追いつけなくなったのです」と執筆の苦労を告白。

 そんな中で契機になったのが、「何が起こっているかはわからないけれど、テレビをつけるといつも誰かが謝っている」という日本の現状だ。そこから生まれた本作では、宮藤いわく、「阿部くんが役割的に『つっこみ』に徹しているのも新鮮だと思います」とのことで、これまでの2作とは違う展開が待っていることを予感させる。

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 その阿部が演じるのは、架空の職業「謝罪師」をなりわいとする東京謝罪センター所長・黒島譲。黒島にトラブルを解決してもらったことをきっかけに助手となるヒロイン・倉持典子には井上真央がふんする。ほかに、岡田将生尾野真千子高橋克実松雪泰子竹野内豊荒川良々小野武彦濱田マリらが出演する。

 一見オムニバスのように見える六つのケースが時に重なり合い、最終的には一つの物語として解決していくという本作。最後には、土下座を超える究極の謝罪で日本を救うことになるといい、その大風呂敷をどのように畳むのかにも期待が懸かる。(編集部・福田麗)

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