宮藤官九郎、障がい児の父親役で講習も “いい人の顔”になるとNG

宮藤官九郎
宮藤官九郎

 宮藤官九郎が29日、都内で行われた映画『時には懺悔を』(8月28日公開)の完成披露試写会に登壇し、障がい児の父親を演じた苦労を語った。この日は主演の西島秀俊をはじめ、黒木華柴咲コウ片岡鶴太郎中島哲也監督、スペシャルニーズスーパーバイザーの安田一貴も来場した。

【画像】豪華キャスト集結!舞台挨拶の様子

 打海文三のミステリー小説に基づく本作。探偵の米本(佐藤二朗)が殺害された事件の真相を追う元同僚の探偵・佐竹(西島)と助手の聡子(満島ひかり)は、過去の新生児誘拐事件にたどり着く。米本は死の直前、9年前に失踪して現在は父親の明野(宮藤)と暮らす少年・新のことを調べていた。重度の障害がありながらも今を懸命に生きるその新は、傷ついた大人たちの心を動かしていく。

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 司会を務めた武田真一アナウンサーから「重い障がいがある息子・新を一人で育てる明野哲夫を演じられました宮藤官九郎さん」と紹介された宮藤は「そう言っていただけると、すごくいいお父さんみたいなんですけど、映画を観るとそうでもないところもいっぱいありますので、ガッカリしないようによろしくお願いします」とリクエストして会場の笑いを誘う。

 障がい児の父親役を演じるにあたり、宮藤は「事前に抱っこの仕方とか、痰を吸入するとか、ご飯を作って食べるとかの講習を受けて、ご本人と会う前にいっぱい練習をしました」と振り返る。そして、「明野が丁寧な人間じゃないので、『もっとぞんざいに見えるように』という指示のもと、本当にぞんざいにやるとまずいので、こういうトラブルがあったら危ないもんな……と(考えながら)時間をかけてやらせてもらったのがすごくよかった。勉強にもなりました」としみじみと語った。

 また、2歳と8歳の新を演じた諸角優空しんすけについて、宮藤は「とにかくいい表情や素敵な笑顔で本番に強い」と目を丸くするが、だからこそ「せっかくいい芝居が撮れたのに、それを僕が台無しにしちゃうんじゃないかというのが怖くて……」と吐露。さらに、「なるべく慎重にやるんですけど、そうするといい人の顔になっちゃって、『それは違う』と監督に言っていただいて……」とNGになってしまうことも明かし、「微調整しながらやりました。僕らが演じるのとは全然違う表情をされるので、それを逃したくないという(中島監督の)思いだったと思います」と話していた。(錦怜那)

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