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武田鉄矢が明かすデビュー作『幸福の黄色いハンカチ』の思い出!印象的だった山田洋次監督の演出

武田鉄矢が明かすデビュー作『幸福の黄色いハンカチ』の思い出!印象的だった山田洋次監督の演出
『幸福の黄色いハンカチ』の思い出を語った武田鉄矢

 25日、ニコニコ生放送の山田洋次監督作品『東京家族』公開記念番組で、武田鉄矢が俳優デビュー作『幸福の黄色いハンカチ』の思い出を語った。この日、武田は同作の生コメンタリーを行い、制作当時の裏話をたっぷり明かしていた。

 山田監督の最高傑作の一つに数えられている同作は、6年の刑期を終えて出所した勇作(高倉健)が、若いカップル(武田鉄矢、桃井かおり)と共に妻(倍賞千恵子)の元へ向かうさまを描いたロードムービー。武田は同作がシナリオ順に撮影を進める「順撮り」で行われたことをはじめ、「アドリブがひとつもない」「(簡単に見える)どのシーンも10から20テイクは撮っている」など、山田監督のこだわりをうかがわせるエピソードを明かした。

 そんな中、武田が「今でも覚えている」と声を強めたのが、クライマックスで、武田演じる欽也が黄色い旗を見つけて感動の涙を流すシーンだ。ここで山田監督は独特の言い回しで演出したのだという。

 「川崎で肉体労働をしている兄ちゃんが風俗に行って、遊んだ女の感想を友達と話して別れる。下宿への帰り道、街頭もない真っ暗な道をとぼとぼ歩きながらつぶやく。『あんなのは愛じゃねぇよ。俺はこんな人間だけど、いつか本当の愛をさ』と涙がこぼれる。実は真面目な愛を探していた。それがあの旗さ」……これには、横にいた高倉も小さい声で「いい演出をするな」と頷いていたそうだ。

 そんな思いの詰まった本作について武田は改めて「撮影する前は『おいしい仕事だ』と思った。けど、その思いは映画をなめていることにつながって、それをきれいに監督につぶされた。ワンシーンを撮ることの大切さや貴重さを叩き込まれた」と感慨深く語ると、「永遠の映画の教科書です」と結んだ。(取材・文:中村好伸)

映画『東京家族』は全国公開中


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