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鈴木保奈美&水原希子、二重人格者を演じた二宮和也とそれぞれの愛を表現!

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鈴木保奈美&水原希子
鈴木保奈美&水原希子 - 写真:吉岡希鼓斗

 国民的ベストセラー作家となった東野圭吾が、映像化を前提に書いた同名小説を映画化した『プラチナデータ』で、二宮和也ふんする主人公・神楽に対し、それぞれの立場から思いを寄せる女性たちを演じた鈴木保奈美水原希子が、撮影を振り返った。

映画『プラチナデータ』場面写真

 本作で、精神科遺伝子学教授の水上利江子を演じた鈴木と、天才数学者・蓼科早樹を演じた水原。二人が演じた役柄には、原作にはなかった大胆なアレンジが加えられていた。特に、鈴木が演じた水上は、原作では男性の設定。映画では、別の人格リュウを抱えている神楽、サヴァン症候群でもある早樹の主治医として、若い二人を特別な思いで見守る女性として描かれた。「大友監督から最初に『母性を撮りたいんです』って言われました。ちょっと二宮さんと希子ちゃんのお母さんっていうのは悲しいなって思って、かなり抵抗があったんですけどね(笑)」。

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 そう語る鈴木から見守られる立場でもある水原が演じる早樹は、神楽の別人格リュウにだけ心を開く。「二人の関係は単なる恋人ではなくて、子どものようなピュアな気持ちでずっと一緒にいる感じ。かわいらしくも見えるけれど、もっと大きな愛でつながっているようなイメージ」だったという。「シーンは多くないし、セリフもほとんどないんですけど、ポイントになる役だったので、結構深く考えちゃって。最終的には、リュウに会うときは病気を抱えていることも天才であることも全部忘れようって思ってやっていました。でも水上先生の場合、もっと複雑ですよね」。

 その言葉通り、鈴木は水上の、研究者としての立場、母親のような立場のそれぞれを表現しなければならず、苦労したという。「初めは細かく時系列で、神楽に接するときの水上先生、リュウに接するときの水上先生と分析しようとしてやっていたんです。どこまで知っていて、どこまで隠しておくのか。すごく難しかったですね」。

 映画での二人は、神楽が持っている二つの人格、それぞれを愛する女性像として、本作を単なるサスペンス・ミステリーでは終わらせない、人間ドラマとしての深みを与えるキーパーソンになっている。「犯人捜しかなと思っていたら、実は愛の話だった」という鈴木、そして「この映画にはいろいろな形の愛があります」という水原。その言葉からは難しい役柄を演じ切った達成感が感じられた。(取材・文:永野寿彦)

映画『プラチナデータ』は3月16日より全国公開

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