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新海誠監督、新作『言の葉の庭』の完成度に自信

新海誠監督、新作『言の葉の庭』の完成度に自信
新作『言の葉の庭』に自信を見せた新海誠監督

 31日、幕張メッセで行われている「アニメ コンテンツ エキスポ2013」のオープンステージで、新作映画『言の葉の庭』の公開を控える新海誠監督が、声優の近藤好美をゲストにトークショーを行った。

 2007年に公開された新海監督の『秒速5センチメートル』以来、久々に公の場で共演となった新海監督と近藤。近藤は現在、声優業を本業とせず、普通の社会人として会社勤めをしているという。モデルとして活動していた学生時代、なんとなく受けたというオーディションがきっかけで『秒速5センチメートル』に出演することになり、監督との親交は現在も続く。

新海監督は「オーディションの時、学校の帰りなのか、制服姿でしかも眼帯をつけて現れたのを憶えていて、今でも近藤さんというと、制服に眼帯というイメージがあります」と当時を振り返り、近藤の声の魅力を「十代のみずみずしさのような部分もあれば、かすれて疲れたようなところもあった。不思議な声だった」と表現した。

近藤は未完成な『言の葉の庭』をすでに監督から見せてもらったというが、新作の作品の感想を問われ、劇中の働く27歳の主人公に自分を重ねつつ「働いていると、学生の頃より自分の感情をストレートに表現することがなくなって、それをフラストレーションに感じる。主人公の姿に自分がかぶった」と述べた。

また、新宿を舞台にした作品で、「現実の風景がアニメになったらこうなるんだという、新海監督ならではの描写の美しさにハッとした」として、アニメーションの出来栄えも絶賛。新海監督はこれに「自然をまじまじと見ると、現実はこんなに複雑で美しいということに気付かされる」として、「これを世間から見たらどう見えるか」を強く意識して作ったと発言した。
 
 映画『言の葉の庭』は、万葉集の一篇から始まる孤悲の物語。靴、万葉集、日本庭園、雨をテーマに、日本庭園で出会った靴職人を目指す少年と、歩き方を忘れた女性の、現代の東京を舞台にした「恋の物語」を描く。

上映時間が46分ととても短い作品だが、監督は「時間を忘れてしまう濃厚さがある」とし、「何かあって死んでしまっても、『言の葉の庭』があるからいいやと思えるような作品。そんなふうに思える作品はなかなかない」と今作に自信を見せていた。
(取材・文 名鹿祥史)

映画『言の葉の庭』は5月31日より公開


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