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是枝監督が凱旋帰国!受賞後のオファーは「殺到」ならず?【第66回カンヌ国際映画祭】

是枝監督が凱旋帰国!受賞後のオファーは「殺到」ならず?
成田空港で会見を行った是枝裕和監督

 第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門において、審査員賞を受賞した映画『そして父になる』の是枝裕和監督が28日に凱旋帰国し、成田空港で喜びの会見を行った。同賞の賞状を持参した是枝監督は、空港に集まった多くの報道陣を見て「こんなにたくさん集まると思わなかった。もっといい服を着てくればよかった」とちゃめっ気たっぷりに感激の声を上げていた。

 是枝監督は「本当は自分の中だけにとっておきたいが」と言いながら、審査委員長を務めたスティーヴン・スピルバーグ監督から「作品を観て、賞から外すつもりはなかった。なんらかの賞を与えようと思っていた」「子どもを遊ばせながらの撮り方について、自分も同じような撮り方をしている」と声を掛けられたことを明かし、授賞式では「あのスピルバーグが自分の名前を呼んでいることに感動した」と振り返った。

 また、涙を流しながら同作を観ていたという審査員のニコール・キッドマンからも「心に届く作品でした。自分も養子を育てているので」と共感を打ち明けられ、「主演の女優二人がよかった」と感想をもらったそう。

 日本映画の健闘については、「ああいう場にいると日本という枠より、お祭りだから、いろんな国の中にいるという感覚のほうが強い」と話し、「(ある視点部門の)審査員の一人、チャン・ツィイーと話したとき、アジア映画の健闘に『エイジアンパワー!』と言ってお互い笑いあった。そういうことが映画祭でうれしい瞬間」と謙虚に語った是枝監督。「オファーが殺到しているのでは?」と聞かれると照れくさそうに「そんなにきていない」と話し、「いい話があれば声を掛けてください」と逆に報道陣にアピールし、笑いを誘った。

 映画『そして父になる』は「6年間育てた息子は取り違えられた他人の子だった」という状況の中で、家族とは何かを問う切なくも愛おしい感動のドラマ。順調で幸せな人生を送ってきたものの、運命的な出来事をきっかけに苦悩し成長する主人公を、大河ドラマ「龍馬伝」や『ガリレオ』シリーズの福山雅治が演じ、共演に尾野真千子や真木よう子をはじめ、リリー・フランキー、樹木希林、故・夏八木勲さんら個性派俳優が勢ぞろいしている。(取材・文:名鹿祥史)

映画『そして父になる』は10月5日より新宿ピカデリーほか全国公開


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