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ジャッキー・チェン、アメリカ進出に失望していた

ジャッキー・チェン、アメリカ進出に失望していた
ジャッキー・チェン

 香港映画界の大スター、ジャッキー・チェンがニューヨークで記者会見を開き、過去の作品や映画に対する価値観を語った。

 コメディー要素をカンフー映画に含めて製作を始めた理由は「僕が映画に出演し始めた1970年代前半は、どの作品もブルース・リー作品のコピーばかりで、僕個人としては好きではなかったが、全て監督の要求を聞いていた。だがある日、武術指導家ユエン・ウーピンと出会い、彼と共にブルース・リーとは真逆のコメディーをやることを決めたんだ。それが『スネーキーモンキー/蛇拳』で見事にヒットし、その後製作した『ドランク・モンキー/酔拳』で香港映画界が変わっていくことになった」と明かした。

 1980年に映画『バトルクリーク・ブロー』でアメリカデビューしている。「僕のカンフースタイルをアメリカ映画市場に持ち込んだが、あの頃は誰も僕のスタイルが好きではなかったし、製作側から『君のファイトシーンは、なぜそんなに長いんだ。ジョン・ウェインのように一発で打ちのめせないか』と言われたこともあった。2年間のアメリカ体験では失望したのを覚えている。でも僕が英語を大して話せなかったのも問題だった。今ではあの頃よりも10倍くらい英語がうまくなっているけれどね(笑)」。

 ジャッキーに継ぐカンフーの後継者は「僕はもう若くないし、『ドランク・モンキー/酔拳』などでやっていたようなことはできない。だから近年は脚本家としても参加し、自分に合った役を演じている。僕やサモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウらが香港映画界に登場した後、今、次世代のアクションスターを発見することができない状態でいる。演技ができる俳優がいても、戦えなかったり、戦えても演技ができなかったりする。今は(減少している)アクションスクールを作り、若手俳優をアクションスターに導くサポートをすべきだ」と語った。

 さらにこの会見で彼は、自伝をミュージカル化するとも話した。今後もますます精力的に活動しそうだ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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