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市川海老蔵『利休にたずねよ』モントリオール世界映画祭コンペ部門に選出!

市川海老蔵『利休にたずねよ』モントリオール世界映画祭コンペ部門に選出!
映画『利休にたずねよ』より

 歌舞伎俳優・市川海老蔵が茶人・千利休を演じた映画『利休にたずねよ』(12月7日公開)が、8月22日(現地時間)よりカナダで開催される第37回モントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門に選出された。同映画祭の創設者で代表のセルジュ・ロジーク氏は「本当に芸術性が高い(真の芸術)映画なので、コンペティションに選定しない理由はない」と述べ、「茶道具など本物へのこだわりが随所に見られ、中でも主演の市川海老蔵はこれぞ本物の役者であり、伝統と美を描いた偉大な傑作だ」と海老蔵と作品を絶賛した。

 『利休にたずねよ』は、第140回直木賞受賞作である山本兼一の同名小説を、映画『火天の城』『化粧師 KEWAISHI』などの田中光敏監督が映画化。豊臣秀吉(大森南朋)の命である切腹を前に、「茶聖」と称えられた利休の美の原点や情熱、若き日の恋を描いた歴史ドラマで、利休に寄り添う妻・宗恩を中谷美紀が演じ、織田信長に伊勢谷友介がふんしている。

 今回のノミネートに「主演として誠に光栄です」とした海老蔵は、「本作を通じて、日本の美の原点を創り上げた千利休という偉大な人物を世界に広める機会をいただき、大変うれしく思っています」と喜びのコメント。コンペティションに向け、「本当に素晴らしい共演者やスタッフの方々、協力者に恵まれ、わたしも全身全霊を込めて演じさせていただいた結果が、海外の方々にどのように受け止められるか、今から楽しみです」と期待を膨らませている。

 また、2011年に初舞台にして一人三役に挑んだ舞台「猟銃」をモントリオールで初演した中谷は、「伊藤園 お~いお茶」の広告をきっかけに茶道に親しみ、約10年になるというが「とりわけ思い入れの深い『利休にたずねよ』が、これもまた2011年に彼の地で初舞台を踏んで以来、とても思い入れの深いモントリオールにて、国際映画祭のコンペティションに参加がかなうとのこと、この上なき幸せを感じております」と感慨深げ。

 「利休のごとく美意識高き田中光敏監督の演出のもと、鋭敏な市川海老蔵さんが演じられた利休が、切腹間際に末期の茶を点てる姿に、モントリオールの人々も息をのむに違いありません」と自信をのぞかせている。

 モントリオール世界映画祭といえば、近年、奥田瑛二監督作『長い散歩』や本木雅弘主演作『おくりびと』(滝田洋二郎監督)がグランプリを受賞し、佐藤浩市主演作『誰も守ってくれない』(君塚良一監督・脚本)が最優秀脚本賞、根岸吉太郎監督作『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』が最優秀監督賞、李相日監督作『悪人』の深津絵里が最優秀女優賞、原田眞人監督作『わが母の記』が審査員特別グランプリを受賞するなど、日本映画とも深い縁のある北米最大級の映画祭。『利休にたずねよ』のグランプリ受賞に期待がかかる。(編集部・小松芙未)

第37回モントリオール世界映画祭は8月22日から9月2日(現地時間)までカナダ・モントリオールで開催
映画『利休にたずねよ』は12月7日より全国東映系公開にて公開


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