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有名映画監督の新作、YouTubeで無料公開!

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大塚千弘、本広克行監督、小橋めぐみ、マキタスポーツ
大塚千弘、本広克行監督、小橋めぐみ、マキタスポーツ

 著名な映画監督がオリジナル作品を撮りおろし、YouTube上で無料公開するという「ネスレシアター on YouTube」が14日の13時よりスタートした。この日、公開に合わせて都内で行われた記念イベントには、本日より作品をアップする『半落ち』の佐々部清監督、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督、12月初旬に公開予定の月川翔監督が出席し、新たな試みに挑む意気込みを語った。

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 『半落ち』『日輪の遺産』など重厚な作品で知られる佐々部監督が公開するのは『ゾウを撫でる』という作品。ベテラン映画監督を主人公に、映画制作に携わる人間模様を描いた。佐々部監督は「1章8分間からなるショートストーリーを9本、9章仕立てで、全部で95分の長編になるように作った」と説明。

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 「物語の最後は隠し映像にして劇場公開を目指しています。YouTubeで観ていただくわけですが、最後は映画館に結びつけたい。それが長く映画に関わったものの責任かな」と意欲を見せ、「フランソワ・トリュフォーの『映画に愛をこめて アメリカの夜』へのオマージュでもあります」と制作意図を語った。

 一方、本広監督が公開するのは10分間のショートムービー『Regret』。高校時代に監督自身が体験したバイク事故を題材に、衝突の一瞬に主人公に去来する思いをテンポよく映像化した。「バイク事故で10メートルくらい飛んだんです」という本広監督は、「そのとき映像が1コマずつ頭の中に去来した。今でも鮮明に覚えています。僕が映像を目指すきっかけになった体験」と明かし、本広作品を読み解くヒントにもなりそうな一作であることを感じさせる。

 本企画を聞いたとき、佐々部監督は「僕は日本映画監督協会の理事をしているので、著作権の問題で一番抵抗を感じていたかもしれない。一方で、今、映画界ではオリジナル作品を撮るのは難しい現状で、若手も出てきづらい。そんな中この企画では何の制約もなく100パーセント監督の自由に撮っていいといわれた。これは魅力でした」と率直な思いを語った。

 2014年4月までに佐々部、本広、月川作品を含めた計10作品が順次公開される予定だという。この日は各作品に出演した大塚千弘マキタスポーツ小橋めぐみらも登壇した。(取材・岸田智)

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