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三宅裕司、地井武男さん遺作で“恩返し” 『かぐや姫』で一部代役を務めていた

三宅裕司、地井武男さん遺作で“恩返し” 『かぐや姫』で一部代役を務めていた
本編の一部で地井さんの代役を務めた三宅裕司

 昨年6月に心不全のため死去した俳優・地井武男さんの遺作『かぐや姫の物語』で、俳優の三宅裕司が一部代役を務めていたことが明らかになった。地井さんはかぐや姫の育ての親・翁の声を担当していたが、その死後にアフレコ収録を行うことになった際、三宅が代役を務めたのだという。

 本作は、絵が完成する前に声を収録する「プレスコ」という手法で制作された。地井さんの声は2011年夏に収録され、その後、今年の夏にせりふの変更や息遣いの声を調整するためのアフレコ収録を行うことに。だが、昨年6月に地井さんは映画の完成を見届けることなく死去しており、制作陣は過去に地井さんが出演した作品や番組から音声を抽出して組み合わせる方法を検討したが、それはうまくいかなかったという。

 そんなときに高畑勲監督が代役の候補として名前を挙げたのが、三宅。突然のオファーに三宅は「地井さんが真剣に強い思いで取り組まれ、さらに映画として遺作となった作品に自分の声を重ねるなんて……」と戸惑ったというが、生前にお世話になっていたこともあり、快諾。夕暮れの竹やぶの中でかぐや姫を必死に探すシーンの「どこへ行ってしまったんだよー。おーい、姫よー」というせりふや、姫が月へ帰ってしまって泣くシーンの息遣いなど、計6シーンで代役を務めた。

 三宅自身は一部代役ということで観客が戸惑い、地井さんの熱演に集中できなくなることを危惧して、自分の名前を公表しないことを希望。ただし、スタジオジブリ側から「エンドロールは見終わった人が観るもの。映画の記録として三宅さんの名は残したい」という提案がなされ、エンドロールにだけ「三宅裕司(特別出演)」と名前を載せることになった。公開後、エンドロールを見た観客から「どの役柄で?」と問い合わせが多く寄せられたことから、このたび情報を公開することになったという。

 三宅は「地井さんにはずいぶんお世話になっていましたので、これで恩返しができたかなという気持ちが強いです。その気持ちが大きくて今回の件も引き受けさせていただきました」とコメント。地井さんの事務所は「三宅さんのお力添えで仕事を全うできた事に安堵し、感謝しております」と謝意を表している。(編集部・福田麗)

映画『かぐや姫の物語』は全国公開中


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