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『かぐや姫の物語』“ジブリ好き”キャストが語るそのクオリティー

『かぐや姫の物語』“ジブリ好き”キャストが語るそのクオリティー
声優を務めた高良健吾、朝倉あき、宮本信子 - 写真:氏家岳寛

 スタジオジブリの高畑勲監督による、『ホーホケキョ となりの山田くん』以来14年ぶりの最新作『かぐや姫の物語』がついに完成した。絵より先に声を収録するプレスコという手法で製作された本作に声優として参加した朝倉あき、高良健吾、宮本信子の3人がその魅力を熱く語った。

 「中学のときから『おもひでぽろぽろ』を何度も繰り返し観るほど好きだったので、出演が決まったときは本当にびっくりした」という朝倉が演じたのは、日本最古といわれる物語文学のヒロイン・かぐや姫。「とにかく脚本が素晴らしくて。かぐや姫という女の子の気持ちにすごく共感することができました。絵もない状態でマイクに向かって演技をするプレスコは難しかったですが、伸び伸びとやらせていただいたという印象です」と笑顔を見せた。

 一方、プレスコに「かなり戸惑った」というのは、かぐや姫の幼なじみである捨丸を演じた高良。「何もない中で想像しながら演じるのが難しくて。相手との距離感がつかめなかった」と苦心したところを正直に話す。実はジブリ好きでもある彼だが、意外にも「プレッシャーは少なかった」と言い、「むしろ完成した作品を観た後、すごい作品に出させてもらったんだなあと実感した」と語った。

 かぐや姫の育ての親である媼(おうな)を演じた宮本は、「まるで絵巻物から人物が浮き立ってきたような美しさ」と完成した映像のクオリティーを絶賛。さらに、一人の女性としてかぐや姫の心情を浮き彫りにするという高畑監督の狙いに共感した宮本は、声を演じる際、本作が最後の映画出演作となった故・地井武男ふんする翁(おきな)との夫婦関係にこだわったそう。「夫に従順なだけの妻ではなく、かぐや姫を思うあまり暴走する翁に対してちょっとだけ批判的な面も出してくれたらうれしいと監督にお願いしました」と明かした。

 その言葉通り、「竹取物語」では描かれなかった登場人物たちそれぞれの心情が、日本屈指のアニメーターたちによる筆先のタッチまで残した繊細な表現で見事なまでにつづられた本作。その今まで観たことのない映像美に、「絵が感情を全部表そうとする気迫みたいなものを感じた」(朝倉)、「感情の変化と共に変わる筆遣いに鳥肌が立った」(高良)、「きっと日本のアニメーションの古典になる」(宮本)と興奮気味に話す三人の言葉からは、完成した作品に対する自信が満ちあふれていた。(取材・文:永野寿彦)

映画『かぐや姫の物語』は公開中


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