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漫画から「劇画」を生み出した日本人がいた…シンガポール発のアニメ映画が公開

漫画から「劇画」を生み出した日本人がいた…シンガポール発のアニメ映画が公開
映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』より - (C)ZHAO WEI FILMS

 もともとは子供のものであった漫画を、大人の読み物に昇華させ、“マンガの神様”手塚治虫をも嫉妬させたという「劇画」の名付け親、辰巳ヨシヒロにスポットを当てたシンガポール発のドキュメンタリーアニメ映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』が、11月に公開されることがわかった。

 本作では辰巳の半生が、第13回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した彼の半自伝的作品「劇画漂流」を基に描かれる。憧れの手塚治虫に会ったその日から、漫画家になることを夢見ていた辰巳少年は、成長し漫画家になると、漫画のあり方に疑問を感じさらなる可能性を見いだそうとする。そして1957年、22歳の辰巳は、大人に向けた内容と表現としての漫画の手法を確立。彼は写実的な描写と動きのあるコマ割りで映画のようなダイナミズムを表現するその手法を「劇画」と名付け、彼の作品は、後の劇画ブームの火付け役となっただけでなく、現在の青年漫画に多大な影響を与えることとなる。

 現在は、アメリカ・フランスといった漫画文化の先進国において極めて高い評価を受け、漫画におけるカンヌ国際映画祭ともいわれる「アングレーム国際漫画祭」で特別賞を受賞するなど、海外でも地位を確立している彼だが、なぜこれまで光が当たらなかったのか。その苦悩が今作でひもとかれるようだ。

 監督は、カンヌ国際映画祭の常連であるシンガポールの映像クリエイター、エリック・クー。辰巳本人が声の出演を果たしているほか、別所哲也が一人六役に挑んでいる。同作は第64回カンヌ国際映画祭のある視点部門に正式出品され、第84回アカデミー賞外国語映画賞のシンガポール代表に選出されている。(編集部・井本早紀)

映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』は11月より角川シネマ新宿ほか全国順次公開


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