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絶滅寸前のフィルムを救え!タランティーノ、エイブラムス、ノーラン監督ら立ち上がる

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存命の危機に立たされているフィルム映画のために立ち上がった監督たち - クエンティン・タランティーノ、J・J・エイブラムス、クリストファー・ノーラン(左から)
存命の危機に立たされているフィルム映画のために立ち上がった監督たち - クエンティン・タランティーノ、J・J・エイブラムス、クリストファー・ノーラン(左から) - Dominique Charriau / Getty Images(左)Jun Sato / WireImage / Getty Images(右)

 コダック社が、セルロイドフィルムを製造しているニューヨーク州ロチェスターの工場を閉鎖しようとしていたのを聞きつけたクエンティン・タランティーノJ・J・エイブラムスジャド・アパトークリストファー・ノーラン監督らが、ハリウッドの映画会社と交渉をし、工場閉鎖の危機を救ったとWall Street Journalなどが報じた。

これももちろん35mmフィルム撮影!タランティーノ監督映画『ジャンゴ 繋がれざる者』フォトギャラリー

 コダック社のCEOジェフ・クラーク氏によると、コダック社の映画フィルムの販売量はこの10年で96%下落しているとのこと。デジタルでの撮影がメインになったことにより、特にこの2年で激減したという。このため、フィルムの製造を維持することはできないとの結論に達したそうだ。

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 しかし、エイブラムス監督は映画『スター・ウォーズ/エピソード7(仮題)』をフィルムで撮影しており、ノーラン監督も映画『インターステラー』でフィルムを使用するなど、映画産業にはいまだに根強いファンが多い。

 タランティーノ監督らは映画会社と交渉をし、コダック社からフィルムを購入する契約にこぎつけたとのこと。これにより、コダック社は4億5,000万リニアフィート(約1億3,716万メートル)のフィルム生産が決定。多いようにも思えるが、この数字は2006年の生産量のわずか28分の1だという。

 ハリウッドとコダック社の取り決めは1年契約で、9月に署名される予定。今後、毎年見直され、更新されるものと思われる。また、ライバル会社でもあった富士フィルムは2013年3月に映画用フィルムの製造から撤退している。(澤田理沙)

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