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『ジョバンニの島』が最優秀アニメ!カナダのファンタジア映画祭で受賞

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今敏賞を獲得! 『ジョバンニの島』
今敏賞を獲得! 『ジョバンニの島』 - (C) 日本音楽事業者協会

 終戦直後の北方領土が舞台のアニメーション映画『ジョバンニの島』(西久保瑞穂監督)が、カナダのモントリオールで開催された第18回ファンタジア国際映画祭(7月17日~8月7日)で、長編アニメーション作品の最優秀賞にあたる「今敏賞」を受賞した。

 ファンタジア国際映画祭は、アジア映画にフォーカスした映画祭として1996年にスタート。翌1997年から対象を全世界に広げ、各国から多くの作品が上映されている。日本映画への関心も高く、アニメ映画『パプリカ』『東京ゴッドファーザーズ』などで知られる故・今敏監督の作品などもいち早く北米で紹介。その今監督の業績をたたえ、その名が長編アニメーション作品の最優秀賞につけられている。

 受賞について西久保監督は「このたびカナダのファンタジア映画祭で栄誉ある賞を受賞することができて、大変に光栄に思っております。この作品は戦後のロシアと日本の子供たちを主人公にした物語ですが、それがさらに大きな海を渡り、全く別の国の人たちにも見てもらえたことが純粋に嬉しいです。作品を見てくれた全てのお客さん、そして作品を共に作ってくれた全てのスタッフに感謝します」と喜びをつづっている。

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 同作は、第2次世界大戦直後に北方四島で起きたソ連軍進駐を題材に、ソ連軍が引き起こす混乱や不安の中、懸命に生き抜こうとする幼い兄弟の姿を描いた作品。『宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-』などの西久保瑞穂が監督を務め、テレビドラマ「北の国から」シリーズの演出などで知られる杉田成道が原作と脚本を担当した。6月には、世界最大のアニメーション映画祭として知られるアヌシー国際アニメーション映画祭で審査員特別賞を受賞している。(編集部・入倉功一)

映画『ジョバンニの島』ブルーレイ&DVDは発売中 Blu-ray通常版 6,800円+税 / DVD 4,700円+税

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