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池松壮亮のリヴァー・フェニックスっぽさに刺激を受けて新作を書いた…人気作家が明かす

池松壮亮のリヴァー・フェニックスっぽさに刺激を受けて新作を書いた…人気作家が明かす
(左から)早見和真と池松壮亮

 俳優の池松壮亮が5日、神楽坂「la kagu」2階レクチャースペース「soko」にて開催された作家・早見和真の最新小説「イノセント・デイズ」(新潮社)刊行記念トークイベントに出席し、お互いの印象や映画の撮影秘話を語った。

 俳優と原作者という関係で、石井裕也監督の映画『ぼくたちの家族』の撮影現場で出会った二人は、兄弟のような親交が続いているという。早見が「原作者が撮影現場を訪れるって顔見せ的に差し入れして帰るイメージだけど、石井監督は『帰っちゃダメ』って言った。これは『当事者としてそこにいろ』という意味だと思って、1日いたよね」と振り返ると、池松は「僕は原作者はずっと敵だと思っていて、原作に負けてたまるかって演じていた。でも、早見さんとは一緒にいればいるほど共通項があると勝手に思っちゃった」と話す。

全体
小説「イノセント・デイズ」 - 早見和真著 新潮社

 続けて池松は「撮影前に石井監督から『これ読んでみて』と『ぼくたちの家族』を渡されて。読んで『何で俺の気持ちがわかるの?』って思った。人生で何本出会えるかという作品でした。大学を卒業し一人になって、今みたいに活動できなければ終わりと感じていたところに、手を差し伸べてくれたのがこの本」と述懐。早見も「現場で俳優さんも孤独に戦っているのがよくわかった。特に池松くんは孤独に見えた(笑)。すごくはかなくて、うかつにわかった顔をしたら斬られそうで、ちょっとリヴァー・フェニックスっぽかった。刺激を受けて、無性に仕事がしたくなって書いたのが新刊『イノセント・デイズ』だったんだ」という。

 早見の新作を読んだ池松は、「面白かったです。早見さんの書く人間が好き。敗者なんですよね」と切り出すと、「小説も映画も、敗者のためのものという感覚があって、でも映画は最近敗者のものじゃなくなっちゃった気がする」と自身の考えを明かす。すかさず早見が「ほらやっぱりリヴァー・フェニックスっぽい」と受けて、会場の共感を誘った。

 2008年のデビュー作「ひゃくはち」以来、人々の先入観や固定観念を揺さぶる作品を書いてきた早見の最新刊「イノセント・デイズ」は、殺人の罪で死刑囚となったある女性の一生を、彼女の周辺で生きた複数の人々の視点から描く社会派ミステリー。(取材/岸田智)

小説「イノセント・デイズ」は新潮社より発売中 定価:1,944円(税込み)


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