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パレスチナ解放闘争に従事した足立正生監督、難民キャンプの現状や問題点を指摘!

パレスチナ解放闘争に従事した足立正生監督、難民キャンプの現状や問題点を指摘!
難民キャンプの現状や問題点を指摘した足立正生監督

 15日、新宿K's cinemaにて「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー山形 in 東京2014」初日トークイベントが行われ、昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭審査委員長で映画監督の足立正生が出席した。

 この日は、昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞した『我々のものではない世界』が特別上映された。本作は北欧に移住したパレスチナ難民の監督が、かつて住んだレバノン南部のパレスチナ難民キャンプへ里帰りするたびに撮影した映像と、父の残したホームビデオなどを織り交ぜ、難民キャンプの変貌を、当事者でもなく、完全な第三者でもない視点で描いたドキュメンタリー作品。

 これまで、映画監督の故・若松孝二さんと共にパレスチナに渡り「赤軍−PFLP 世界戦争宣言」を共同制作するなど、パレスチナ解放闘争に身を投じてきた足立は「歴史的に70年以上、イスラエルの占領と戦ってきており、パレスチナ難民の避難先や移民先でも攻撃されている現状がある」と語ると「この作品は、ドキュメンタリーとは何かということを審査員に改めて考えさせてくれる。解決不可能と思われるような現状でも、当事者たちが深刻がらないというメッセージが感じ取れる」と評価。そして“深刻がらない”ことが「余計に人々を鼓舞させる」と解説した。

 また、足立はパレスチナ問題の歴史を紐解き、イスラエルという国を作ったこと、欧米諸国の立ち振る舞い、誰が問題をこじらせ、解決を遅らせ、利益を得ているのか……という根本的な問題を世界的な視点で考えなければ、問題は解決できないと力説。観客からの質疑応答では、パレスチナ問題へのアラブ諸国の対応について、シリア出身の青年とバアス党の独裁政権について、それぞれの意見をぶつけあうなど、熱いトークが展開された。(磯部正和)

「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー山形 in 東京2014」は新宿K's cinemaにて11月15日から12月19日まで開催


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