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『ホビット』字幕監修者がエルフ語講座を開催!微妙なニュアンスまで徹底的にこだわる

『ホビット』字幕監修者がエルフ語講座を開催!微妙なニュアンスまで徹底的にこだわる
エルフ語講座を行う信州大学の伊藤盡氏

 10日、映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の60年前を舞台にした『ホビット』3部作の最終章『ホビット 決戦のゆくえ』の試写イベントが都内で行われ、本作の日本語字幕監修を務めた信州大学の伊藤盡氏が登壇。本作に登場するエルフたちの使う架空の言語・エルフ語の特別講座を行った。

 言語学者として複雑なエルフ語を一から創造、そのエルフ語を使いたいがために本シリーズを作り上げたという原作者J・R・Rトールキンを「天才」とたたえる伊藤氏。そのエルフ語の造詣は誰よりも深いといい、『ロード・オブ・ザ・リング』以来、本シリーズの日本語字幕監修を担当してきた。登壇すると「向こう(アメリカ)の映画会社からは毎回エルフ語の英語訳というのが来るんですが、それは意訳なので正確なニュアンスが伝わらない。エルフ語の原文の正確なニュアンスをお客さんに伝えるのがわたしの仕事」と自身の役割を説明する。

 「特に今回は森のエルフたち、ちょっと高貴なエルフたち、さらにはガラドリエル(ケイト・ブランシェット)のような別の系統のエルフと、かなり複雑な3系統のエルフ語が出てきて難しかった」といい、微妙なニュアンスを探るためにエルフ語の語源にまで立ち返ってセリフを検証する「発掘作業」に苦戦したと明かした。

 イベント終盤にはそのエルフ語で「こんにちは」を表す「レー(あなたに) スイロオン(わたしがあいさつをする)」や、エルフ語の自己紹介「イム(わたしは) ○○(名前)」、「さよなら」を表す「クイヨー バイ(よく生きて)」などのエルフ語を発音も交えて講義。同じくイベントに登壇していた赤ペン瀧川先生らを感激させた。

 「本作を観る上で必要なものは一つだけ。それはハンカチ」と伊藤氏。最終章となる本作も「これが終わりではない。ここから『指輪物語』が始まるんです。永遠に生きるエルフと同じ、わたしたちも永遠に(本シリーズを)見続けることになるのかも」としみじみと話していた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『ホビット 決戦のゆくえ』は12月13日より全国公開


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