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福岡県出身の池松壮亮、バレンタインデーには「チョコよりもうどん」

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初日舞台あいさつに登壇し会場をわかせた
初日舞台あいさつに登壇し会場をわかせた

 俳優の池松壮亮が31日、渋谷のユーロスペースで行われた映画『この世で俺/僕だけ』初日舞台あいさつにお笑い芸人のマキタスポーツとともに来場、バレンタインデーには「うどんをもらったらテンションが上がります」と明かし、会場を沸かせた。

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 舞台あいさつが開始となったのは映画上映後の夜10時45分ごろからと、夜遅い時間であったにもかかわらず、会場は女性客を中心に満員。昨年には『紙の月』『愛の渦』など数多くの話題作に出演した池松だが、このたび第57回ブルーリボン賞助演男優賞を獲得したと司会者から告げられると、会場からは「おめでとう!」と祝福の声が。それに便乗したマキタが池松より前に出て「ありがとうございます!」とおどけてみせると、会場は大笑い。

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 しがない中年サラリーマンの伊藤博(マキタ)と不良高校生の黒田甲賀(池松)が、ひょんなことから偽装誘拐事件に巻き込まれていくさまを疾走感あふれる語り口で描いた本作。初共演となったマキタについて「普通の役者さんと向かい合うより怖かったというか。生身なので怖いですね」と池松が切り出すと、対するマキタも「池松君とは役者で関わった気がしない。すごく波長の合う青年と何日間か一緒に過ごした印象が強い」とお互いに刺激を受けた様子を見せた。

 その後、会場を移して報道陣の囲み取材に応じた2人。本作の初日を迎え、「撮影から2年たって、ようやく公開となった。本当にうれしかったですね」としみじみした表情の池松は、続けて第57回ブルーリボン賞助演男優賞獲得についてあらためて問われると、「(出演作の)公開も重なって、運も良かった。ちょうどこの映画は、おととし撮影したきり公開していないものだった。そういう意味ではひとつ何かが終わったような気がしますし、ここからまた頑張ろうと思います」と決意を語った。

 間もなくバレンタインデーも近づいてきたが、「誰からもらったらうれしい?」という問いかけには、「予想外な人からもらえたらうれしいですね。でもチョコよりもうどんをもらったらテンションが上がります。去年、バレンタインでうどんをもらって。これはうれしいなと思いました」と福岡県出身ならではの答えを発し、会場を沸かせた。(取材・文:壬生智裕)

映画『この世で俺/僕だけ』は渋谷のユーロスペースほかにて公開中

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