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ジャッキー・チェン、昨今のアクション映画を皮肉まじりに批判

ジャッキー・チェン、昨今のアクション映画を皮肉まじりに批判
ライフ・レジェンド・マルベリー賞を授与されたジャッキー・チェン

 香港俳優ジャッキー・チェンの最新作『ドラゴン・ブレイド(英題) / Dragon Blade』が現地時間24日、イタリアで開幕した第17回ウディネ・ファーイースト映画祭でオープニング作品として上映された。ダニエル・リー監督を伴って舞台あいさつに駆け付けたジャッキーに観客のボルテージは最高潮。アクション界のレジェント参上に映画祭側は敬意を表し、急きょ栄誉賞にあたるライフ・レジェンド・マルベリー賞を授与した。

 同作は中国の前漢時代、シルクロードで姿を消したローマ軍の実話を基に、漢軍とローマの将軍の友情を描いたアクション大作。米俳優ジョン・キューザックやエイドリアン・ブロディ、韓国のアイドルグループ・スーパージュニアのチェ・シウォンらが共演していることも話題だ。先に公開された中国では大ヒットを記録したとあって、この日会見を行ったジャッキーの舌も滑らか。昨今のアクション映画を皮肉まじりに批判した。

 まず同作品が製作に7年の歳月を費やし、ゴビ砂漠などで過酷な撮影を行いながらリアルなアクションを行ったことに触れつつ、ジャッキーは「最近の映像技術の発展で本物のアクションは少しずつ減っていくと思う。でも米国は賢いよ。その技術を使えば誰だってアクションスターになれるんだからね」とブルーバックでの撮影法を身振り手振りで実践しながら解説。

 続いて「わたしなんてどれだけあちこちケガをしたか……(苦笑)。でもその技術を使ってスーパーマンのようになったジャッキー・チェンなんて、誰も見たいと思わないだろ? 僕なんてあと5年でアディオス(さよなら)だな。そしたら恋愛モノでもやろうっと(笑)」と語り、記者たちを笑わせた。

 一方で、自身の経歴を振り返り「昔はわたしもテーマ性など考えず、ただ面白い作品を作ればいいと思っていた。『酔拳』なんて間違ったメッセージを送ったな。わたしも年を取り、今作るならこう言うよ。『Don’t drink, Don’t fight』ってね」と反省。そんな教訓もあり『ドラゴン・ブレイド(英題)』には平和・協調・反戦のメッセージを込めたことを強調した。

 そして今後について「もうお金は十分持っているから、興行成績より、記憶に残るような良い映画を作りたい。わたし自身もアクション俳優ではなく良い俳優になりたい」と語り、『ベスト・キッド』続編など多数のプロジェクトを抱えて映画製作に邁進してくことを熱く語った。(取材・文:中山治美)

第17回ウディネ・ファーイースト映画祭は5月3日までイタリアで開催


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