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生誕110周年!希代の名優・志村喬企画展開催

生誕110周年!希代の名優・志村喬企画展開催
志村喬ポートレート - 撮影・濱谷浩(1952年) (C)Keisuke Katano / Estate of Hiroshi Hamaya, Oiso

 『生きる』(1952)、『七人の侍』(1954)など黒澤明監督作品の看板俳優として知られる名優・志村喬の生誕110周年を記念した企画展、特集上映が8月18日より12月23日まで、東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される。

 1905年、兵庫県で生まれた志村(本名・島崎捷爾)は、学生時代より演劇活動に目覚め1934年に新興キネマ京都撮影所に入社。1937年の日活移籍後、時代劇の脇役として活躍したのち、1943年に東宝に入社し、黒澤監督と出会う。『醉いどれ天使』(1948)以来、三船敏郎とともに黒澤作品の常連俳優に。二枚目でも三枚目でもなく、人間味と朴訥(ぼくとつ)さ、風格を備え、『生きる』のがんに冒された名もなき公務員から『七人の侍』の思慮深い戦術家まで、幅広いキャラクターを演じ分ける実力派として名をはせた。『生きる』で「ゴンドラの唄」を口ずさみながらブランコをこぐ名シーンは、あまりにも有名だ。21本の黒澤作品を含め、総出演作品は400本以上に上る。

 そんな希代の名優の生誕110周年を記念し、2010年に東京国立近代美術館フィルムセンターへ寄贈された旧蔵コレクションを同会場で展示。展示されるコレクションの内容は、1954年当時の『七人の侍』使用台本、志村の私物、スケッチ「生野の私が生まれた家」、1942年に政子夫人と京都の自宅で撮影した2ショット、1961年ベルリン国際映画祭での三船敏郎、香川京子との3ショットなど。

 また、9月26日からは彼の出演作品15本を上映する特集上映も実施。『酔いどれ天使』『生きる』『七人の侍』『醜聞(スキャンダル)』(1950)、『野良犬』(1949)など黒澤作品のほか、伊丹万作監督作『赤西蠣太』(1936)、内田叶夢監督作『どたんば』(1957)、本多猪四郎監督作『ゴジラ』(1954)、今井正監督作『砂糖菓子が壊れるとき』(1967)、山田洋次監督作『男はつらいよ 寅次郎恋歌』(1971)など名だたる名匠たちと組んだ作品が勢ぞろい。侍、医師、弁護士、炭鉱夫、映画プロダクション社長など幅広い役柄にふんした彼の多彩な顔を堪能できる。(編集部・石井百合子)

「生誕110年 映画俳優 志村喬」は8月18日から12月23日まで、東京国立近代美術館フィルムセンターで開催


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